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カテゴリ:中村美香子(さんさんぷろじぇくと)
どうも、ごぶさたしてます。中村美香子です。
保育園で、保護者の会を立ち上げようとしていたのが、前回5月4日のブログでした。一応、続き物なんでリンクを貼っとこう。 で、保護者会は、アンケートに答えてくれた人が保護者全体の過半数ちょっと、その中では過半数が立ち上げに賛成してくれたということから、「それでは、立ち上げます!」とアナウンスして、6月7日(日)にその「スタート会」なるものを開催して、そこでどんな活動をするか、とか、運営の体制とか、を決めましょう!ということにして、・・・というお知らせペーパーをつくって折って、保育園に持っていって、連絡帳に園の協力ではさんでもらい、・・・というのをやったのが6月7日の2週間前。 しかーし、6月7日は恐るべきことに、たった1人しか参加者がなかった!のだった。 まあ、2週間前ではみんな予定が入っちゃってたのかもしれない。このへんは私もちょっと急いでしまった感があるのだが。 急いでしまったのは、民営化の引継連絡会というものが毎月あって、その6月の会が迫っていたから。この引継連絡会で、もうちょっと保護者側からも働きかけというか・・・うーん、そのアプローチのしかたは正直、何やっていいかわからなかったんだけど、自治体のシトとか園のシトとかから質問を投げかけられて保護者が答える・・・みたいな構図から、何か保護者側から自発的な投げかけができないかなあと思ったりして。6月、7月は保護者と新事業者と現園と自治体とで保育園に求めるものなどなどについてフリートーキングすることになっていて、その結果をふまえて秋に引継の方針を固める・・・ということになっているのだ。少なくともタテマエ上は。 で、まあ、立ち上げようとしたわけだけど、これが、スタート会の参加状況がそんなことになってしまい、ど-にもこーにも立ち上がるだけの力が出なかったというわけ。 実はそのスタート会開催日の2,3日前に現園の保育園の園長からも「ちょっとお話したいことが」と言われ、何だろうと思って行ってみたところ。 何人かの保護者が園側に、この保護者会立ち上げについて疑問や反対の意を表明していたらしく、保護者会ができても、入会しないとか反対の人々が一定量いることが想定され、保護者を二分することになってしまうかもしれない。そうなっては園としても、協力の仕方が難しくなるし、もう少し段階を踏んでからにしては?というアドバイスを受けた。 段階というのは、やる気のある、というか興味のある人たちで小さい活動から始めて、まずはその輪をひろげて、仲間をつくって、気運を高めて、というようなことだ。 私は、まず活動の枠というかハコというか、をつくってしまい、そのあとでそんなふうに活動していこうかなと思っていた。それで、ハコをつくるところは、なんていうか、めんどくさいだけのところだから、自分ひとりでやってしまおうとしていた。「お母さん、一緒にやる仲間はいるんですか?」と園長に聞かれ、答えに詰まったものだ。 スタート会の前日にそんなハナシを聞いて、その夜はかなり不安に思ったが、かくして当日の結果は、まさかここまでとは・・・という状態となった。 中には丁重にも心のこもりまくったお手紙をくれた方もいて、とても賛同しているし協力したいのだけど、その日はどうしてもダメなの、という内容で、ずいぶん救われた思いがしたけれど。 しかし、今から考えてみると、当日のショックはそのハナシがあったからだいぶ緩和されたのかもしれないな。 とにかく、しょうがないので、結果としてはその園長先生のアドバイスに沿ってやってみようということに気持ちを切り替え、・・・ やってみましたよ。小さな活動から始めてみるということ。 何かっていうと、水着と帽子のリサイクル。 夏ともなると保育園は、お天気のいい日は毎日プール!なので、水着と水泳用帽子は2セットは必須なのだけど、これが結構、モノはちっちゃいくせに高くって、しかもひと夏で着られなくなっちゃうことがほとんど。たいして傷んでもいないのに、もったいないなあといつも思っていたのだ。ネットで買ったかわいい水着の数々・・・。 このプロジェクトを手がけるにあたって、目標としたことは3つ。ま、やりながら考えたという目標ではあるが。 ひとつは、ナカマをつくること。まずは、何かをやるナカマのこと。で、誰かと一緒にやること。 ふたつめは、保護者どうしの間に、ちょっとしたつながり感をつくること。 みっつめは、保育園側に活動の成果を認められること。 もちろん、実際のモノ(水着と帽子)の行きかいがあってこそ。なのだけど。 でもね、急ごしらえのプロジェクトとしては、結構うまくいったんだ!これが。 3つの目標もそれなりにクリアしたと思う。 時期的にはちょい遅めで、みんなもう買っちゃったかなーという危惧もあったし、(実際オットにはソレやるぞ!と、サイズ別のハコまでつくってからそう言われて、オコッていた。身近にいる人は、ほんとのことを言うばっかりが能じゃないんだぞ、まったく。)サイズ別のハコは靴箱と牛乳パックでつくった。もお、なんてリユースぶりなの、まったく。これが結構楽しくて笑っちゃったケド・・・ でも、今回は一緒にやってくれる人がいて。興味のありそうな人に何人か声をかけてみた。実質はひとりだったけど、(でもスタート会に来てくれたひとりとはまた違うの。)なに、大海の水も1滴のからじゃい。 この人にも、「ちょっと遅いかなーという気もして心配なんだけど・・・」と相談してみたんだけど、「いや、大丈夫じゃないすか?やりましょうよ!」という彼女の元気なひとことに背中を押してもらったのだ。文字通り、一緒にやってもらった感じ。 私が呼びかけ文を書くと、また私のひとりプロジェクトと思われてもよくないので(保護者の中には、保護者会をゴーインに立ち上げようとしているヤツがいる!と、私に警戒している人もいるやに聞いたので・・・)、彼女に呼びかけ文をつくってもらい、プロジェクトの名前も、ニコニコペアレンツ プロジェクト第1弾!という軽快な名前をつけてもらった。こういうのは大事だ。スタート会の関連で、ちょいと傷心な私からはこういうネーミングは出てこないもんね。 プロジェクトの中身は、サイズ別のハコに、出したい人にモノを入れといてもらい、持って行きたい人が勝手に持っていくのだが、持っていく人は、出した人へのお礼のメッセージをひとこと書いてもらうことにした。オカネのやりとりはなしで。 今回はとにかくさっさと提供してもらうことが重要だったので、水着などにつけている名札もとらない状態で提供してもらった。だから誰が出したものかわかるというわけ。 その人に対して、ダンボールに紙を貼り付けた「交流ボード」なるボードに、1行だけお礼を書いていってもらう。なんだかうれしい仕掛けでしょ。出した人は「ウチの、持っていってもらえたかなー」とついハコをのぞくのだが、ボードにお礼が書いてあれば、やったー!という感じ。誰が持ってってくれたのかしら、とつい名前を覚えたりして。(もくろみ) もらったほうも、誰のかわかってるから、何かの折にあの親子だ!と気がつけば、「こないだは水着もらっちゃいましたー♪」と話しかけてみたりして。(もくろみ) 私の出したのも結構売れた?のだけど、ボードに書いてあるお礼がとてもうれしかったなー。よく知ってる人からは、実際に呼び止められて、「もらっちゃったの、かわいいねあれ!」と話しかけてもらったりして。(実際に起こったことが確認された現象) ハコの前に立ってさがしている人も、短い送迎の時間だけどちらちら見かけたし、さがしてる人同士で話してる様子もあった。(実際に起こったことが確認された現象) 園長先生からもほかの先生からも、「結構、盛況でしたね」と言ってもらったし。 「こういうことですよね?」と言ったら「そうですね!」とにっこりしてもらった。 なるほどね。こういうふうに始めるってことなんだな。 って自分の中でも腑に落ちた。 リサイクル、リユースというのもよかったのかもしれない。引継連絡会のために、理想の保育について語り合いましょう!とか言っても、なかなか、行くメリットが予測できないからだろうけど、人は動かない。でも、参加するといいことがあるかも。と目に見えると、賛同は得やすいのかもしれない。まあ、これはことの本質を見失うことになっては本末転倒だけど。 実際にやってみるといろいろ気づくことがある。 前のさんさんぷろじぇくとのときにも、周りのみんなが言ってくれてたのはこういうことだったのかもしれない。うーん、腑に落ちるのに時間のかかるヒトだなあ、あたしは・・・ でも、とにかく、やってみたこと、凹みきらずに挑戦してみたこと、それなりの成果を出したこと、について、ここでいったん自分をほめよう。そんなふうにして、毎日歩いているわけだし。 なところで、また来月。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 6, 2009 10:03:45 AM
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