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カテゴリ:小原聖子・新宿・ゆったりーの
ゆったりーの@新宿の小原です。
ひろばの運営を始めて今年で5年目。 スタッフも増えて今年は久々に1週間以上お休みを頂いてお盆は実家に帰省していました。 私の実家は静岡県牧之原市です。 先週の早朝、震度6弱の地震というのを 生まれて初めて体験しました。 ホントに「家が倒れるかも!」 と一瞬頭をよぎるほどの揺れで恐ろしかったです。 揺れも恐ろしかったけど、 揺れがおさまってから見た光景に鳥肌が立ちました。 家具は固定されていたものの、 日頃は老夫婦2人で住んでいるので、 棚にはいたるところに骨董品や花瓶に生けた花、 額に飾った絵画などがありましたが、 そのいくつかが落ちて割れ、家中にガラスの破片が飛び散りました。 また、外に出てみると、周囲の家の瓦屋根がガタガタになって たくさんの瓦が落ちていました。 幸い、誰にも怪我はなく、実家は瓦屋根ではなかったし、 生活に支障はありませんでしたが、 重たいテレビや水槽などが数センチずれてせり出していたりして、 もう少し大きな揺れだったら落ちていたかもしれません。 日中にもう少し大きな地震があって、 たまたまそこに子どもがいたら… とか考えるとゾッとしました。 その後、電車や高速道路など交通機関が麻痺してしまったのは 皆さんもニュースでご存知だと思いますが、 「これが都心部で起こっていたら…」 「さらに家族がバラバラで過ごす平日の昼間だったら…」 と、いろいろ想像したら、本当に恐ろしくなりました。 地震のあと、周囲の家では早速、 脚立やシートやロープを互いに貸しあって 屋根瓦の応急処置(落ちそうな瓦を撤去してブルーシートをかける) が始まっていました。 数時間後には班長さん(たぶん町内会長さんと同じ役割) が見回りに来て、怪我や被害の状況を一軒一軒確認していきました。 翌日のニュースでは、 「瓦が落ちるなど一部損壊の住宅は何棟…」とすぐに出ていましたが、 被害状況ってこうやって数えるのだとすれば、 都心では広範囲で被災したら 当分被害状況を数えることも難しいだろうな…。 なにせ、町内会組織がもう機能していなかったり、 あっても本当に高齢化してしまっているから。 そんなことは、地域の課題として もうずっと前から議論されてきていて、 私も地域のことを考える会議に出て参画しているのですが、 私の出席している会議では 「『地域=町会』だから、まずは全員が町会に入らないと話にならない」 という考えの方も多く、なかなか前に進まないのが現状です。 そして、私達若い世代についても、 「日頃は町会に入りもせずに、 お祭りや災害の時だけ町会に期待するのは違うだろう!」 と、厳しいご意見。確かにご尤もです…。 が、いづれにせよ、災害の時にも、日頃から町会に限らず、 地域のいろんな人と、繋がって助けあっておくことは、 大切なのだと思います。 私自身もそうですが、地域の子育て仲間がたくさんいても、 同じ保育園や学校で出会った仲間なので、 必ずしもすぐ近所に住んでいるわけではなく、 すぐ近所の方々とのお付き合いは日中は出かけていることも多いので 意外に疎遠になってしまっていることが多くありませんか? 家にいて災害が起きた時は すぐ近所の皆さんと助け合わなくてはいけません。 まして、小学生のいる我家では 夏休みには子どもだけで留守番していることもしばしば。 何かあったとき、 私だけでなく子ども達も助けを求められるようなお付き合いを しておかなくては…なんて思いました。 しかし、同じく小学生が両隣に住んでいるのに、 学校選択性や私立受験などで、みんな別の小学校に通っていて、 子ども同士でさえ、お互いの子どもの顔と名前もうろ覚えなのが 都心の現実なのです。 こればっかりは、自分自身で心がけて お付合いしていくしかないなと思いました。 防災の日も近いことですし、 皆さんも、今一度、家の中の地震への備えの再点検をすると共に、 地域の仲間やご近所さんと防災についても 話しておく機会があるといいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 17, 2009 06:45:59 PM
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