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カテゴリ:中村美香子(さんさんぷろじぇくと)
中村美香子です。
7月、8月は保育園の活動をサボっていた。 次なにやろうかなあ、があんまり定まらなくて。 おはなし会と、民営化の引継ぎ連絡会と。 そんなにみんなが土日に時間をさいてくれる気がしなくてね。 自分も、やれ卒園アルバムの集まりだの、コドモの習い事をそろそろ道筋をつけてやろうかな、だの、なんだかだとあるわけだし。 ちょっと気を許していると、ほんとうに、時間ってすぐに経ってしまうのねー だけど前から考えていたことが、あたまの中によみがえってきて、ああ、そうだったそうだったと思う瞬間がある。 たとえば、ワークライフバランスのこと。 これについてはマニフェストには、とりあえず強く打ち出されてはいなかった。自民党がしょろっと書いていた程度だ。 民主党の子育て家庭への手当は、子育て家庭に対する所得移転で、それはそれで必要なことだと思う、と前のブログにも書いた。ただし理由や目的を明確にする必要があるけど。 ただ、子育てにおける不自由さが、オカネで全部解決するわけではない。むしろ、大きな問題がやっぱり残っていると思う。 私はやっぱり、いちばん不自由さを感じるのは、子育てをするための、家庭での人手・時間だ。 私も含めて、子育てに対する父親の参加度合いやスタンスが不満で、キズになっているおかーさんは少なくないと思う。 うちなんか、保育園のほかのオヤからすれば「よくやってる」パパなのだけど、育児休暇も3ヶ月とった実績ありだけど、最初のコドモが生まれた頃は、ほんとうーに、帰ってくるのが遅かった。毎日午前サマだった。よく、そのときオットが所属していた部署を、同じ部署にダンナがいて、同じくらいのコドモがいる友人と、「もう、あんな部署爆破してやりたい!」とよく言い合ってたもんだ。 私は、育児休暇をとっているとはいえ、オットはシゴトで稼いできて、私は育児に専念するの。という役割分業意識を持っていなくって、というか、子育ての、家庭生活の理想像はそれではなくって、だったから、モーレツに怒っていたものだ。 でも、オットに怒ってもカワイソーなだけなんだよね。わかってるんだけど、しかししかし、職場に「コラーうちのオット帰せー」とすごむわけにもいかないので(何度かマジで電話かけたろかとは思ったが)、どうしてもオットにその矛先が向く。 ええと、そのころのやりとりや家の中の雰囲気については、私の中でも、そしておそらくオットの中でも、日々思い出すというほどのキズではないけど、痛いキズになっていると思う。 日常生活だから、毎秒険悪だというわけではないけど、すさまじい感情の起伏がよくあったなあ。と、キツい体験になってるわけだ。 そこから、フーフの関係が変わってしまうコトだってあるだろうと思う。ウチもそこは完全には治ってない、かなあ・・・。 知っている人のなかでも、その頃のことがトラウマみたいになってしまって、ときどき持ち出してしまってケンカになるという話を聞いたことがある。 そのあとコドモはだんだん大きくなり、手がかからなくなったり可愛いことを言うようになったりで、負荷の状況はどんどん変わっていくのだけどね。昔ならひとりじゃできん!と思ったことが今は別にできちゃうとか、そんなことで相手に対する「あんたもやってよ!」はだいぶなくなったり、相手のほうも今ならできちゃって、結果もんだいなかったり、そんなふうだけど。 だから、悪条件が重なりまくらなければ、ナントカなることが多いのだろうと思う。がんばりやで協調を旨とする日本人としては。 でも、今の労働環境で、悪条件が重なりまくる可能性は、決して低くないだろう。業種で、もう完全にオットの協力が得られなかったり、自分も復帰できなかったり。 思うんだけどさー、次世代育成のための職場環境っちゅうのを、企業や法人に対してカンサする機関を設けることはできないものなのかなあ。 や、私は今、役所で監査の仕事をしているからそういう発想になっちゃうんだけども。 社会を変えてくのは、個人の意識改革と、規制じゃない。すごく乱暴に言うと。 タバコのポイ捨てをなくそう、と思ったら、両方要るよね。 もちろん、灰皿を街角に置いとくみたいな、やらないでも済む環境とか、あるいはやるとメリットがあるというインセンティブとかを整備することも同時に必要だけど。 個人の意識改革は、今、いろんなところで取り組まれていて、子育て支援NPOだったりファザリングジャパンもそのひとつだったり、あたしも保育園で何かできることがあるかもしれない。 コドモ産んだら基本的に保育園みたいなところに一定の年齢で入って、そこでみんなそんなことを見聞きしたりしてれば、それは大きなムーブメントになるだろう。今のところはそんなことにはなっていないけど。 でも、規制のほうは行政しかできないんだよね。法律だって要るだろうし。 そんな政策ってないのかしらん。 そんな機関ができたら、身も世もなく(笑)なりふりかまわず採用してもらいに行くのだけどな。 ええと、今のところは保育園のほうしかやれないので、 次回のおはなし会はそのへんでいくかな。 今まで、みんなが来るかどうかわかんないし。ということで、重たいテーマは避けてきたのだけど、 そろそろほんとにやりたいテーマをやらないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2009 01:06:56 PM
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