『こんにちは！松戸のハーモニー石田です。

先週の土日、京都で行われた全国子育てひろば実践交流セミナーに行ってきました。

毎年、この全国セミナーには行きたいと思いながら、出張研修費のでない身では　　
なかなか遠くまではいけなかったのですが

今回、九州から参加のお友だちに誘われ思いっ切って申し込みをしました。

行ってよかったです。

セミナーの内容はひとつひとつすばらしいものでしたが

今回一番私を動かしたのは、岩城氏のおはなし。

「子育ては文化だ！」「日本の宝は人材！」

子育ては本能ではなく学ばなくてはいけない。昔は先祖代々自然と伝わってきてなに
げなく子育てを知っていた。

もともと日本人はすばらしい能力を持っている。先祖に学ぶ子育て文化を私たちは伝
えていかなければいけない。（全部ではないけど）

生活の中に遊びがうまれる。繰り返し繰り返し遊んでおぼえたことは大人になっても
体でおぼえている。

「良く見る、良く聞く、良く真似る」

子どもの目はすごい。すぐ近くの友だちがやっているものを見てやりたくなる。

パパやママが料理を作っている横で、ボールと泡立て器で遊んでいる。

赤ちゃんをあやしているママを見てお人形をあやす。

金づちをたたいているパパをみて（今はあまりみられないけど）トントンしたくな
る。

私たちがこだわっているひろばのおもちゃや環境、これが私の体の中にストンと落ち
ました。

ひろばの機能とは、たくさんあって・・・

子育て親子がホッとできる場、子育て親子の交流の場、気軽に相談できる場、子育て
情報を得ることができる場

その中に、次世代が子育てを楽しめるために伝えていく場でもあると感じました。

昨日のひろばでの出来事をひとつ。

2歳の女の子がかなづちトントンで遊んでいるとそばにいた2歳の女の子が遊びたく
なって奪おうとしました。

お互い譲ることができなくなり、負けた方は当然大泣きです。

負けた女の子に「大丈夫だよ。楽しそうに遊んでいるから○○ちゃんも遊びたいよ
ね。もうちょっと待って！

一緒に待ってたらきっと貸してくれるよ。待ってようね。」

と声掛けし、もう一人の女の子には、「大丈夫だよ！まだ遊びたかったよね。いっぱ
い遊んだら○○ちゃんに貸してくれる？」

と話したら、遊んでいたもう一人の女の子がちょっと遊んで「どうぞ！」と貸してく
れたのです。

いつもけんかしているふたりでしたが、今日は仲良く遊べました。

いつもいつもうまくいくとは限りませんが、この繰り返しで子どもたちはいろんなこ
とを学んで行くんだと思いました。