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カテゴリ:めだかfrom冒険遊び場
きのうは、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部の
運営委員会でした。 今、IPA自体は、1961年に「国際遊び場協会」としてスタートし、 現在48カ国に研究者・行政職員・中間支援組織・ 造園/都市計画関係者・プレイワーカー他実践者が 会員となっているNGOで、 国連のピース・メッセンジャー/ユネスコの諮問機関として 位置づいてきた組織です。 世界での動きとしては、3年ごとに世界大会を開催しています。 次回は、2011年に、 政府として「世界で初めて子どもの遊びに関する総合政策」を作成した 英国・ウェールズ議会政府の首都カーディフで開催されます。 今年、そのIPAでオランダのベルナルト・ファン・リーア財団から 助成を受け、来年にかけ、「子どもの遊びに関する世界専門家会議」 を実施することになりました。 実施国は、南アフリカ、ケニア、ブルガリア、メキシコ、インド、 タイ、日本となっています。 これは、各国で15~25名の子どもの遊びに関係する専門家を招集し、 国連子どもの権利条約第31条にもある 「遊びの権利」についての提言を提出しようというものです。 第31条は、子どもの生活の質を問うものとして 重要な部分でもありながら、 世界的にも、忘れられた条文として、 今までにも具体的なアクションや方針が 生み出されてこなかったエリアと言われています。 「権利」という言葉は、日本だけでなく、アジア諸国では特に、 イメージや使われ方などに 反感を生みやすい傾向がある実情があります。 ただ、「権利」という言葉を使うかどうかは別として、 今回の世界専門家会議は、子どもが遊ぶということが、 生物学的、文化的、社会的にも、 人が生きていくうえで欠かせないものであるということが、 国連/各国政府レベルで具体的な行動を伴う形で 認識されていくことを目指すものです。 東京での実施は、2010年の5月になる予定ですが、 子育て・学齢期・放課後・長期入院の子ども、 その他子どもの声を代表する専門家など、 子どもの遊びに関係する各分野から課題を抽出しながら、 政策・施策なども含めた具体的なアクションとして、 何が可能かを整理したいと考えています。 専門家会議のプレ実施が、 2010年1月に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催される予定で、 現地にも参加してきます。 関心がある方がいましたら、2011年の世界大会も含め、 ぜひ、お声掛けをかけてください。 詳細は、近日中に出る予定です。 また、東京での実施は、 IPA日本支部30周年記念事業の一環ともなるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 9, 2009 08:08:18 AM
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