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カテゴリ:北海道より中谷通恵
北海道の中では、南の方に位置しているのですが、 今日は、北風が凍みました。最高気温が5度なかったようです。 訪問型の家庭支援に手探りながら取り組み半年が経ちます。 人口2万人ほどの小さな自治体なので、乳幼児から小学生までを もつ全ての親を対象としています。 文部科学省より100%の委託を受け、白老町教育委員会 子ども課として、支援チーム6名で取り組んでいます。 約1000部まいたアンケートに対して、回収率が約50%。 そのうち「訪問を希望する」が20件。 「希望するかもしれない」が200件。 今現在、15件の訪問を終え、多様なニーズがあることを 改めて教えられたところです。 力不足ではあるけれど、支援チーム内で知恵を出し合い 訪問後のフォローをしながら、希望してくれた方との 信頼関係づくりに専心している状況です。 合わせて、他の支援者の方々にも、支援チームのことを 知ってもらい、信頼していただくことが不可欠であることを 実感しています。 利用してくれた方の反応や感想から、効果ややりがいを感じ 課題やチーム員の取り組むべき具体的な内容も見えてきました。 たとえ、文部科学省からの事業費が来なくなっても 事業の継続は、実現させたいです。 ところが、外部の行政関係者からは、 「でも1000部まいて、20件の訪問ですか・・・・・。 本当に支援を必要としている人からは、依頼が来ないものですねえ」 と言われてしまいました。 そうでしょうか。私はそうは思いません。 支援チームのメンバーのことを、どこの馬の骨か わからないのに、「訪問に来てほしい」と依頼してくれたのです。 せっぱつまった気持ちで、誰かとつながりたくて 勇気を出して、メールや電話で、依頼してくれたのです。 これまでも、ミニコミ誌や学習会やイベント、サークルに広場と 取り組む度に、言われたこの言葉。 「本当に支援を必要としている人は、なかなか参加しないよね」 その事業に税金が使われた場合は特に、この言葉が逆風に 感じられました。 地元の商店街を活性化させるための商品券発行などの経済政策 には、自治体の税金がポンと(?)何百万と支出されますが 「経営を立て直すための支援を 本当に必要とする人には これらの政策は、有効なのでしょうか」 経済や観光に関する政策への税金の投入と、その効果 子育て・家庭支援に関する政策への税金の投入とその効果 あまりの隔たりに、悔しさが募ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 4, 2009 11:04:43 PM
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