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カテゴリ:愛媛・山里通信 鷲野陽子
皆さんこんにちは。
四国山脈に点在する昔話のような集落で暮らしている、 鷲野陽子です。 今日は、自己紹介を兼ねて この山里での暮らしをご紹介します。 私の子どもたち(小5と年長)は、 毎日2キロの山道を歩いてバス停のある里へ下ります。 トトロがネコバスを待っていたバス停みたいなところで、 一日4本のバスが来ます。 学校は全校22人。 ほとんど、家庭教師(?)のいる大家族みたいな感じです。 学校まで5キロ。 こんな不便なところでも暮らし続けているのは、 ここの暮らしが好きだから。 山道には季節のおやつがたくさんあって、 野いちご、木苺にムカゴ(山芋の実)、あけび。 朝まで遊んでいた野うさぎやリスにも会える 楽しい通学を気に入っています。 風呂を沸かすのは子どもたちの役目なので、 焚き物に使う「杉のはっぱ」を拾って帰る事も 遊びのうちに覚えました。 夫は、森の管理人兼この森の企画する いろんなイベントなどの事務局をしています。 国策で杉・ヒノキの植林ばかりになった森を 『人と自然の共生、共依存』出来る森に・・・ と仲間と活動しています。 が、普段は草刈、雪かき、観察小屋の建設などなど・・・ 雑用全般何でもやります。 私は、その森にある工房で、染織をしています。 毎年、蚕を飼って糸を紡ぎ、草木で染めて機にかけて織る。 地元のお年寄りに「生きる知恵を授かる」・・・ という事が、今一番の仕事?になっています。 水道は無いので山の湧き水で生活しています。 雨が無い夏にはお風呂に入れない事もありますが、 ここの水は最高においしいです。 自給用の畑で野菜や穀物を育てて、 放し飼いのニワトリたちと年老いたネコと。 夫と息子2人の4人家族です。 でも、はじめから、こんな暮らしをしていた訳ではなくて、 今までの人生の半分は、都会で生きておりました。 これから、時々日本の片隅・限界集落といわれる さと山里から通信を送らせて頂きます。 浦島太郎かもしれません、 どうぞよろしくお付き合いください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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