|
カテゴリ:小原聖子・新宿・ゆったりーの
年度末、多くの活動で、今年度の振り返りの時期でもあり、来年度の計画を立て
る時期でもありますね。幼稚園保育園や学校から、自治体や国の議会も同 様・・・。何か慌ただしい時期ですね。 近くの地域で、今まで認可外保育所として長年保育をしてきた園が、職員と保護 者の運動の甲斐あって認可されることが決まったといううれしいニュースがあり ました。ところが、それと同じタイミングで、その園の近くにある公立の保育園 が廃園される計画も出され、認可を応援してきた保護者も突然廃園を知らされた 保護者も動揺しています。何とかならないかと署名運動をしていると聞きました。 ”わたしものがたり”にも書いたように、私が今のような活動をしている最初の きっかけは娘の通っていた保育園の民営化でした。なので、署名運動を始めた保 護者の方達の複雑な気持ちがよくわかります。 民営化の是非や、この園の廃園が妥当かどうか?ということは単純なことではな いのでここでは述べません。 だた、毎日毎日子どもと一緒に通っている保育園が廃園になるというのに、保護 者も職員もそのことについて何の意見も求められないうちに廃園が決まり、決 まった後も、何も意見を述べる立場にないという現実。 結果、「何とかならないんでしょうか?」「私たちは納得がいかないのです」という 意思表示のために保護者による署名運動が展開されるのですが、署名運動により 公務員である職員の方達とは距離を置かざるを得なくなり、結局は保護者には孤 独感と無力感を残して、廃園が確定していくのがいつものシナリオです。(私た ちの園も数えて6園目の廃園) おそらく、署名運動が起こるたびに、保育課の担当者はアタマを抱え、園長先生 や職員は心を痛めていることと思いますが、でも、毎日通っている場所なのに、 そこが無くなると聞いても、誰も何とも思わないような場所だったら、逆に最悪 でしょう~と私は思います。 今は子育て支援はどこの自治体も重点的な事業だから聞きませんが、今後行政直 営のひろばが区の方針で急に無くなったり場所が変わったりということがあるか もしれないですよね。そのとき、ひろばの利用者さん達はどういう行動をするで しょうね・・・。 一方、私たちの運営しているひろば。 単年度ごとに区と委託契約をしているので、私たちもある時突然、区の方針が変 わって、「来年からは委託しない」と言われる可能性を秘めています。 仮に、そういうことがあるとしたら・・・を想像してみます。 来年度の予算要求をするために、担当課は秋くらいまでに来年度の方針を考えま す。なので来年度の委託を打ち切るとなれば、内々に秋くらいには私たちにその 方針が伝えられる”はず”。 でも、希望的観測として、委託の打ち切りが一方的に決定されるのではなくて、 その可能性があるのなら他の選択肢は無いのか?何とかならないのか?という模 索を行政の方達と納得がいくまで話た上での決定になるものと思いたい。(その くらいの信頼関係を保って行きたい。) そして、スタッフと、利用者の皆さんと、仮に区からの委託が無くなるとか使わ せてもらっている場所が使えなくなるという状況で、私たちはどうしていきたい か?をまた話しあうであろうと思います。 (費用も場所もないから解散するのか、別の場所を探して新しいやり方をするの か・・・など。) だって、私たちの”居場所”だもの。 条件が変わったらどうするかは、最終的に私たちが決める。 そう考えると、公立保育園は、私たちの居場所とはいえないのかな。 行政直営のひろばは私たちの居場所とはいえないのかな。 ”自分の家の次にほっとする場所”であるはずの場所なのに。 税金を使って行う事業・施策の決定の方法を、民主主義ということで議会にゆだ ねていることになっているけど、ゆだねると言うよりお任せになってる代わりに 意見も言わない(言えない)構図になってるという根本を保護者である私たちも もっと考え直さないとダメだなと思う今日この頃 せめて子どもに使う予算の使い道だけでも、私たちNPOも参画して考えたい と、昨日は実際にそんなことを行っているフランスの家族会議という仕組みを勉 強する会がありました そんな風に変えていきたいという機運は高まっています・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 17, 2010 08:27:10 PM
コメント(0) | コメントを書く
[小原聖子・新宿・ゆったりーの] カテゴリの最新記事
|
|