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カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
5月18日(火)の4つ葉プロジェクト+政策研究会、 まだまだお席に余裕があります。 子ども・子育て支援の新しい仕組みについて検討が進む今、 お金を配るってどういうことなのか? 改めて考えてみませんか。 さて、地元・大田区で 子育ておしゃべりカフェというのを始めました。 「子どもの居場所」をテーマに、 区内各所を巡回していく予定です。 昨日はその記念すべき第一回目。 なんと、4つ葉プロジェクト+にも関わりの深い、 マドレボニータの方が来てくださいました! 沖縄から大田区に転居してらしたのですって。 ブログを読んでくださっている方と 地元でお会いする機会は滅多にないので、 びっくり半分、嬉しさ半分、 照れくささ百倍のような不思議な感じ。 これもご縁ですねえ。 KMさん、これからもどうぞよろしくです。(ぺこり) おしゃべりカフェの前夜は、P研の勉強会で、 絵本作家で画家の梅田俊作さんのお話を聞きました。 忙しいのに何をやっているのか? というスケジュールだったのですが、 忙しいときこそ、無理矢理時間を作って普段とは違う世界に 身を委ねちゃおうというのが、 アクティブなとき(そうじゃないときもある)の私のポリシー。 遅刻してしまい、お話の後半しか聴けなかったのだけど、 とても大事なキーワードがたくさんちりばめられていて、 一気に引き込まれて癒されつつ、 何度も頷いたり、笑ったりの貴重な時間となりました。 梅田さんと言えば、小学校6年生の卒業までの数カ月を描いた 絵本「しらんぷり」(ポプラ社)などで知られていますが、 なるほど、こんなにたくさんの宝ものを持っていらして、 その大切さ、意味を十分ご承知で、 だからこそ、ああいう絵本たちが生み出されるんだ、と とても深いところで納得してしまいました。 徳島のフリースクールとの関わりも深く、 いわゆる不登校の子どもたちとも交流なさっている梅田さんは、 「(中身が)がらんどうの子どもが増えている」 と何度もおっしゃる。 「小学校に上がる前までは、ともかく遊び尽くすもの」 「子どもは、生まれてから、体験するたびに、 自分自身で自分の中のスイッチを押していく」 「遊びは与えられるものじゃなく、自分の中から生まれてくる」 「遊び尽くす時期に、 (周囲からグッドストロークをいっぱいもらうべきときに) それが出来なかった子どもは、がらんどうのまま育つ」 「たらふく遊んでいない」 東京と徳島とを行ったり来たりの生活を送る梅田さんが 徳島で暮らしていらっしゃるのは、人口100人の村。 そこへ、いろいろな子どもやおとながやって来るのだそう。 「自分の中の空洞を埋め尽くそうと 埋め直しの作業のために、村へやって来る」 村の人々は、かつてと変わらぬ 農業や漁業を営みながらの暮らしです。 よそから訪れた子どもたちを特別扱いせずに受け入れます。 「どうせ他人だから」受け入れられるのだと言って。 勉強会のあと、買おうかどうしようか 迷っていた「しらんぷり」を買って、 横顔の似顔絵!と為書き付きのサインを描いていただきました。 「正面からだと、笑っちゃってうまくないんだよね」 がらんどうの子どもの脇に、そっと寄り添うような感じで、 でも、真っ正面から とことん遊びに つきあっていらっしゃるのでしょうね。 この日記の冒頭のリンク先は、 にっぽん子育て応援団のブログです。 現在、緊急アンケートを実施しています。 政府で進められている子ども・子育て新システム検討会議は 4月27日に基本的方向を発表しました。 そこにちりばめられている、いささか堅苦しい言葉から、 何が読み取れるでしょうか? 応援団のブログの解説を手がかりに、考えてみたいと思います。 がらんどうの子どもたちを ひとりでも増やさないようにするために、 社会に、おとなに、何が出来るのかを考えながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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