LAST GIGS
大阪ベイベは元気やで~。
嘘やった、とか、
嘘やった、とか、
嘘やった、とか 以下同文
(好きやないのに、好きとは言われへん。
せやから嘘はついてない)
もうよろし。
今日はあたしの笑いたくても笑えない話。
すなわち、「taeのすべる話」
ちょっとやっちゃむ?
ちょっと見ちゃむ?
看護師になって10年以上。
鬼教務主任の呼び出し(毎日)にもめげず。
アメニモマケズ ユキニモメゲズ
そんな鬼教務主任が、戴帽式の日に、
「おめでとう。頑張りましたね。
あなたは優秀な生徒でしたよ、
いい看護師になりましょうね」
そうくる?
そうきたか?
tae、泣きました。
その2年間、ずっとあたしを励ましてくれた人がいた。
「お前って、マジバカやけど、好きやで~」
「俺が学校の送り迎えしたる、
taeのおかかえ運転手やな(笑)」
「お前のB'z好きには参った!
せやけど俺はZEROが好きや。
俺もゼロになって、今、会いたいすぐ会いたいや(笑)」
そう、彼には妻子がいた。
「俺には家庭がある。せやけど、taeを思う気持ちは
誰にも負けへんし、これからも守ったる」
ホントに愛してくれたね。
ホントに守ってくれたね。
真夜中、バイク飛ばして、彼の家の窓を見上げて泣いた。
彼の隣で眠る人を思い泣いた。
「お前の名前呼んで、嫁に怒られたわ、
何回も間違うねん、tae、って」
「お前を小さくして俺のポケットに入れるか、
お前を殺して食べるか、やな」
看護学校を卒業して、合格発表の日。
「お前は自由やで。飛んでいってええんやで。
俺はここにいてる。いつでも待ってる。
せやけど、もう飛び出してええんやで」
資格をとった3ヵ月後、彼は入院した。
彼の友人から電話があった。
「長ないから、行ったって」
病室には家族がいる。
あたしは、彼が入院してる病院の看護師に頼んで、
看服を借りた。その病院の看護師になりすました。
(失礼します。検温の時間です)
ベッドで横たわる彼は目を閉じていた。
(どうですか?)
彼氏にそう尋ねたとき、彼の目があいた。
あたしを見て、彼の目から涙がひとすじ流れた。
(ええ看護師やな、りっぱな看護師になったな)
あんたのおかげやで。
あんたがいたから・・・・・・。
2日後、彼は亡くなった。
愛する人の死はもうたくさん。
うれしいこと、楽しいこと、悲しいこと、つらいこと。
いっぱいいっぱい、いっぱい経験した。
あたしを支えてくれた人に感謝。
ナースの、まゆみ、吉川さん、宮崎師長、井手師長、香川さん
連れの、吉木、かおる、伊藤っち、たかし、ともこ、かずや
フレの、クニっち、メイタム、ハクさん、ジンさん、ススムさん、
ヴィトンさん、アズミさん、パパさん、かなっぺ、
ろんさん、ぐっさん、and more・・・・・ AND YOU
B'z、稲葉さん、松本さん、シェーン、徳永くん、増田さん
みんな最高でしたー!
せ~の~、お疲れーーーー!
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これでもうおしまいかい とても哀れに見えるかい
愛想がつきたろ 僕の名を吐き捨てろ
何ひとつとして 結局 続かなかった
変わりたいって言うだけで 何もやらなかった
嘘でもいい 聞かせてくれ
本気で僕と生きてたと