つづき～。

つづいてるんだよ、カメちゃんとの

アメ村、冒険の書。




でね、カメちゃんの手招きをきっぱり拒否できずに、


あたしも　ハロー、とか言いながら、

ども～、とかアイソ笑いなんぞして、




「あんたらも行くんかい？」







んげっ！




日本語、話せますやん。

ってか、

大阪弁やし、バリバリの大阪弁やん。





「今から、クラブに行くんやけど、

　　　　　　　　　　　　一緒に行く？」





今からパーティー、いかなアカンねん、みたいな。

ちょっとええかな、みたいな。


　



アメ村というよりも、堀江。


地下にいくわけ。

ベースメントにあるわけ。



秘密基地。

サンダーバードあるんちゃうん、みたいな。

バットマンの基地、みたいな。



階段降りながらも、もう聞こえてくるわけ。

ズンズンズンズン

ズンズンズンズン


言い換えれば、ドンドンドン　ドンドンドン


詳しくいえば、ズンドンズンドン



ライヴで爆音に慣れてるあたしもさすがに、


この、

ズンドンズンドン　には正直、

久々の快感・絶頂感。



ドア開けたら、もうもうとしてるんですよ。

タバコの煙やら、誰か焚き火してるんちゃうん、って。

誰か、そこで火、おこしてるんちゃうん、って。



黒人、ノリノリ。

カメちゃん、ノリノリ。

わっけぇ女子も、ノリノリ。



あたし、ガタガタ。



だってば、恐くね？


はいこれ、ってこっそりポケットに何か入れられそう。

やっちゃむ？　って小さな袋、渡されそう。



結局、その秘密基地で２時間。


飲みまくり、踊りまくりの狂気乱舞。

阿鼻叫喚に突入。



気がついたらカメと二人でタクシーん中。



「茨木？　茨城？　どっち？」



タクシーのドライバーの問いかけに、

思わず、



「茨城っ！」　ちゃうちゃう、ちゃうんやで


ルーラーーーーっ！

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キッスはかわしたけど　名前もしらない