いったい僕は ナニサマなんだ mi *
メッセージ*
今日の日記の話題はなるべく避けたかったね。
巷の話題は避けたい、できることなら。
だってば、
反骨精神が、あたしの売りすから。
でもでも、どうしても書いちゃむわ。
* tae のバレンタイン *
中学2年生。
あたしはテニス部。彼は野球部。
お互いに意識はしつつ、
何故かいつも、軽く挨拶するくらい。
周囲の友人はみんな知ってるわけ。
tae は TETSUYA が好き。←(TSUTAYAやないでー)
TETSUYA は tae が好き。
先生も知ってるわけ。
学校中、全員が知ってるわけ。
そして、見守っていた。
2月14日。
朝から大雨。
それでも部活はあって、
テニス部と野球部は体育館で基礎練。
授業が終わって、夜の8時までみっちり練習。
時間4時半。
部活顧問があたしを呼んだ。
「告白したんか? TETSUYA に告白したんか?」
あたしは小さく首をふった。
「あのな、今日ってバレンタインの日や。
お前、堂々と告白してこい!」
実は、前の日にチョコを買ってた。
部活が終わり、
あたしは体育館の前で待った。
雨に濡れたけど、待った。
TETSUYA が出てきた。
「あ、あの・・、これ」
あたしは彼にチョコを渡すと、
秒速で走った。恥ずかしかった。
生まれて初めて渡したチョコ。
心臓バクバク。
でも、うれしかった。
彼の反応とかやなくて、
自分がこの数ヶ月、ずっと思っていた人に、
やっと、ようやく、気持ちを伝えることができた。
それだけで幸せだった。
彼もあたしの気持ちに応えてくれた。
部活の帰りはいつも一緒に帰った。
映画にいったり、遊園地にいったり、
おたがいの試合を応援しにいったり。
初恋は実らない。
世間の定番を歩いたよ。
彼は高校野球で有名な学校に。
あたしは私学。
自然に離れていった。
でも今でも、あの時の気持ちは忘れない。
そして、あたしはもう誰にも
チョコはあげない。
最初で最後のバレンタイン。
それがどやさ、
今では義理チョコ担当。
今日はでも、
思い切ってあげるんだ。
いつもあたしを見守ってくれてるM先生。
愛ではなく、感謝の気持ちをこめて。
罠を設置します
ほいで、捕獲玉なげてやる。
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君を変えてやろうなんて
恥ずかしくおもいあがり
見当ちがいの使命感抱いて
しがみつくのも 手を離すのも
あっというまの Wonderland