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ウイスキーには旧ボトルというのがある。例えばスコッチウイスキー、ジョニ黒。同じジョニ黒でも昔のものと今のものでは味に雲泥の差があるのだ。
昔のものを判断するひとつの基準として素人目にもわかるのは、ウイスキー特級の表示。これは1989年にその格付けが廃止されたので、その表示があるということはそれ以前のものになる。 一般的にいいとされるのはそれ以前、欲を言えば1980年以前のもの。何が違うのかと言うと、中に含まれているウイスキーの数が違う。難しい説明を省いて簡単に言うと、長期熟成のウイスキーをたっぷりと使っているということ。 ひと口飲んだらぶったまげる。これは間違いない。 その古(いにしえ)のウイスキーをいにしえの年齢のお客様たちと飲んでいた。 いにしえの常連客は満面の笑みで、それぞれのウイスキーを口にしている。 この違いがわかるのは、この店に通っていたおかげだ。いにしえのひとりがそんなふうに言った。そう言ってもらえるのが、店をやってる僕にとって至福のとき。 いいなあ、古のウイスキー。 ちなみに昨日飲んだウイスキーは、ホワイトラベル、ラガヴーリン、グレンリベットの旧ボトル。 皆さんも機会があれば、ぜひひと口飲んでみてください。 きっと至福のときが訪れるはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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