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ユーミンの夢を見ていた。
まもぉ~ってあげたい~ぃ! そしてユーミンの曲にたたき起こされた。守ってくれるなら、もちっと寝かせてくれ。 昨日寝たのが朝の七時、起きたのが十時半。三時間半しかたってない。なぜボクはこんなに早起きしなくちゃならんのだろうと、寝起きの頭で考えてみる。リビングから流れてくるユーミンの歌声は意外と大きい。 まもってあげぇ~たいんだぞぉっ! 聞こえるかぁーっ! てな感じだ。 で、何となくそのワケが判明してきた。ボクは起き上がってとことことリビングに行く。そこではスーパーかつエキサイティングな大音量でユーミン怒鳴りまくっていた。嫁ちゃんがその横でせっせと掃除機をかけている。 あ、なるほどね。音楽聴きながらお掃除ね。だから大音量にしないと聞こえないわけだ。ほうほう、ナルホド。 あー、あのですね。掃除機をかけながらも快適に音楽が耳に入り込んでくるボリュームといったらですね、どれぐらいかというとですね、ひとつ下の階のお宅から聞こえてくるラジオの内容を聞いて普通に笑えるというぐらいのボリュームでしょうか。えーと、たとえばですね、ダンプカーのベンツホーンぐらいでしょうか。 と、とにかくですね、デカいわけですよ、音量が。 ボクは思った。嫁ちゃんはボクに対して心底恨みを持っているか、ボクのことがものすごく大きらいか、それとも何にも考えてない大バカ女なのか、そのどれかだ。 それとももしかするとボクが寝るのはたいてい朝方なので、普通の人と生活サイクルが逆なので、ひょっとしたら嫁ちゃんはピンと来ないのかもしれない。 そうか、そういうことなのか。それなら仕方がない。では、ボクはそのことを嫁ちゃんにわからせてしんぜようではないか。 心の中はそんな親切心ではちきれそうになった。その親切心具体化計画はこういうことだ。 夜中、嫁ちゃんが寝てるときに大音量で中島みゆきをかける。以上! うふふっ、世にも恐ろしい大計画。しかしボクはそれをいまだ実行できずにいる。なぜって? ボクにはそれを実行するだけの勇気がないのだった。わっはっは! そしてそんなことを繰り返しながら、ボクの【堪忍袋の尾】は日増し強化されていくのだった。わっはっはっはっはっは…………。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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