と、いうわけで、
午後からレコーディングに必要な小型マイクやケーブルを探しに行きました。
本日、実際にIriverにPandoraを接続してギターのみ録音して見たのですが、やはりというかなんというか、店頭でちょこっと気になった「レイテンシ」が試用時にも見られましたので、Iriver→ヘッドホンアウトからミキサーという接続はボツです。Pandoraを利用する当初プランに戻ります。
これです。
まあその方が録音と外音を分けられますのでトラブルに見舞われた時でも安心ですしね。
あと、録音後にイヤホンで各チャンネルを聞いてみたところ、右チャンネルだけに録音したはずのものが左からも聞こえて来て、「もしやクロストークが。。。」という懸念が持ち上がりましたが、ファイルを転送してソフト上で開くと、綺麗にフラットな波形でしたので、出力側の問題だけのようでした。しかしライブではボーカルとギターが混ざる、ということですので、Iriver→ヘッドホンアウトからミキサーという接続はやはりボツです。
しかし、なかなかどうして、かなりの音質です。というか、ぱっと聞いた感じ、CDやWAVEファイルとの違いは全然分かりません。
強いて言うならば、E150の録音フォーマットがWMAというのが面倒ですね。変換は44.1kHz/192kbpsWMA→同スペックMP3→ドラッグ&ドロップで編集してからWAVEということになりますが、ファイル変換による音質の違いは、ほぼ分かりません。かなり満足です。
そんでは、というので、次なるステップ、アンビエントの方を考察して見ました。
ウェブ上の事前調査では、ウクライナでは「プラグインパワーの小型マイク」というものが一般的ではないらしく、かなり制約されたラインナップです。本日はショッピングエリアとして有名な近所の大型家電店を廻りましたが、1つとして見つからず、一般的な電化製品店では取扱が無いことが分かりました。昨日よりも歩いたかもしれません。。。
それで分かったのは、こちらでより一般的な製品はICレコーダーであること。ICレコーダーの内臓マイクの性能は、外付け用マイクと五十歩百歩という気もしますが。。。
Podilまで足を延ばせば辛うじて取扱があります。しかし品薄で取り寄せ。しかもピンマイクではないステレオマイクは、なんと1種類のみ。
オリンパス製。2000円ぐらい。
周波数特性は下が100Hz、上が15kHzと、業務用と比較すると弱いと言わざるを得ませんね。しかしこの「周波数特性」なんですが、マニュアル等の周波数曲線を見るに、どう見てもレンジが広い曲線のスピーカーが、同等品のレンジよりも狭いスペックで発売されていることもあります。実際に使用して見ても、明らかに広い気がする場合もありますので、まあ大凡の目安と考えるのが良いかと。実際に聞いてみて、マイクも同様に、スペックによらず、聴いてみて好きな味付けのものを選ぶ、というのが正解だと思います。
まあこちらはアンビエント用の「おまけ」なので、1種類しか無いならそれで逝きます。そんなに目くじら立てて高性能な物を探す必要は無いと思います。Zoom H4nもしかり。ぶっちゃけ、「1インチダイアフラムの音」は、1インチダイアフラムでないと録れない、というのが私の感想ですので、それ以外はどれも同じ。気に入ったものを使えば、それで良いでしょう。
そして、プラグは楽器店で変換プラグ等を物色しましたが、いずれも100円と廉価でした。4個~6個必要となる予定。
そしてケーブルは民生用のRCAコネクターの付いたものを流用します。こちらも数百円。
プラグは信頼度などあると思いますが、ケーブルについては、やたらと高価なケーブルを使う方々が居られますけど、ロッケンローラーとしてエレキギターを弾き続けて来て思うことは、「高品質なケーブルで全部を統一する」ことに、あまり意味は無い、ということ。
パッシブタイプのエレキギターに直接繋ぐケーブルは、線間容量や銅の純度、そしてシールドの遮蔽度などが大きくサウンドを左右しますので、良質のケーブルを必要最小限度の長さで使うのがコツです。
しかしアクティブタイプのギターや、ひとたびエフェクターを通って来た音に対して、同様に高性能ケーブルを利用しても、さほど変化はありません。というか、むしろケーブルの長さに左右される傾向にあったり、アンプ側の振動など、それ以外の要素の方が影響力が強く、ケーブルの品質による音質の差異は微々たるものです。
この辺がオーディオマニアの世界と楽器マニアの世界の「境界線」かなあと思ったりしたものでしたけどね。
ただし、よく見かける「楽器用ケーブルをPAなど高出力のスピーカーケーブルにする」のはNGですね。断線したりします。これからシーズンなだけに、学園祭などでは気をつけましょう。不要になったケーブルからジャックを外し、それを市販の一番安いスピーカーケーブルの両端に半田付けして自作することも可能です。
とまあ、またまたちょこっと説教じみたことを言ってしまおうかな、という元ロッケンローラーおやじでした。
しかしこの調子なら、ギターのギグバッグに収まるサイズのライブ録音システムが、全部で1万5000円以内に収まりそうです。。。
このシステム、オペレーターが居てちゃんとミックス出来る場合なら、多人数のバンドのライブ録音にも利用可能ですよね。