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カテゴリ:シュミやら何やら写真
昨晩は肩凝りで眠れませんでした。最近忙しいので体調には気を付けないと、なんですが、上半身の痛みは久しぶりな気がします。 もしかしたら一昨日メガネを修理に出して、直って来たメガネにまだ慣れていないのかもしれません。 しかし昨日のPiano Cafe Liveにも備えるため、少し歩きました。いつものアンドレ坂コースですが、本日は謎の多いレンズ、Surveillance XYを付けて持って行きました しかし、秋になってからアンドレ坂に足を運ぶのは初めてですんで、なんとなくワクワクしましたが、そこはかとなく飽きて来た感もあります。体調が芳しくなかったのもあるかもしれません。 このレンズ、フルサイズの50mm相当となる35mmとやらを試そうと思い立って新宿の中古屋で発見し、ルックスと値段(5,000円)が気に入ったので、Pentax M35mmF2と一緒に購入してしまったものですが、2万円もした中古レンズPentax M35mmは絞り不良でボツレンズとなり、キエフに持ち込んだレンズ20本中で35mmは目下これ1本だけです。 にもかかわらず、後玉に曇りがあります。ちょっと頼りないラインナップですね。 このレンズ、メーカーが分かりません。お店では「SunのOEMだよ」と言われましたがSurveillanceというからには「監視カメラ用」なのか、とも考えました。しかし監視カメラの比較的小さいCCD用ということだったら、普通のカメラでは使えないはずですが、フィルムでもちゃんと撮れましたので、監視カメラ用とは考えにくい部分もあります。 かと思うと、最短撮影距離1メートル、絞り値は「半段絞り無し」、コーティングは恐らくシングルと、なんとなく「監視カメラ」を匂わせるスペックもあります。 さらに謎が深まるのは、マウントが天体望遠鏡等に採用されている「Tマウント」であること。なので、Kマウントに装着するには、Tマウント→M42マウント→Kマウントと、アダプターが2個必要ですが、ミラーが当たるようなことはありませんし、距離表示も割と実際と同じ、ミラーが後玉に当たることも無いので、135一眼レフ用だろうと思われます。 「Lens Made In Japan」と彫り込んでありますので、日本製であることは間違いないと思いますけど。
特に白黒やポジの写真の第一印象というものが「ハイコントラスト」ということもあってか、私も殊更にハイコントラストな写真が好きでした。未だに白黒・ポジの雰囲気を出すために、かなりコントラストを上げるエディットをする場合もありますが、ネガのような雰囲気というのも最近になってようやくその良さが分かって来たような気もする今日この頃です。
そしてこのレンズの主旨である「フルサイズ換算50mmレンズ」なんですが、確かに画角は同じまたは近くなりますけど、フルサイズで50mmを使うのとは明らかに違いが出ますね。 まず何が違うって、フィルムで50mmを付けて撮ると、ファインダーが広くて見やすく、ファインダーの被写体が肉眼で見る大きさと同じ位になるのでピント合わせも楽で非常に撮り易いんですが、APS-Cで35mmを使う場合、その大きく広々したファインダー内部の画像がそのまま縮小された感じとなり、ド近眼の私にはピントの山が掴みにくい、というのがあります。またボケ量も同じF2かつ同じ画角でも、APS-Cの方はめっきり少なくなりますし。 その点、同じ50mmをAPS-Cに付けた場合、写る範囲は狭くなりますが、少なくともファインダー内部が肉眼で見た物の大きさと同じぐらいになるので使いやすい、ということなのではないか、という仮説に達していますが。。。 要するに、実際にAPS-Cサイズのカメラで35mmを使って見て、 飽くまでも好みですが、やっぱり50mmの方が面白い、ということになってしまったわけです。
実際にフィルムを始めてみると、やっぱりと言うかなんというか、歴史の浅いデジタル・イメージングに比べて、遥かに高い「完成度」のようなものが身にしみて感じられる画質に驚愕させられました。フィルム特有の粒状感や解像度など気になる部分も沢山ありましたが、過去の写真家の方々の素晴らしい作品を見るにつけ、良い写真とは解像度とか粒状間とか、そういう問題じゃあないんだなぁ、と。逆にビデオからそのまま切り取ったような、のっぺりとしたデジタル画像がチープに見えたりすることすらありますね。 まあデジタルと比べてフィルムをデジタル化して使用するとなると、現像に始まりスキャンやゴミ取りの時間など手間ヒマかかりますんで、お手軽感と言う意味ではデジタルの比ではありませんが。これで自家製紙焼きなんか始めた日にはとんでもないことになってしまいますけど。
しかし50mmレンズ・35mmフィルムサイズと、まるで「正統派」写真の信奉者のように思われてしまいますが、全然違います。 そりゃもうズームでも中判デジタルでもGN1000のストロボでもなんでも、使えるものは何でも使うべきでしょう。エディットだって、時間の許す限り、コントラストや彩度などなど可能なスライダーやプラグインを全て駆使して作りあげられた画像に感銘を受けることもしばしばですね。 しかし、ウェブで感銘を受けた写真のコメントで「エディットに11時間かかった」などという話を聞くと、それはちょっと私の目指す所とは違うような気が否めませんけどね。あまつさえエディット前とエディット後が並べてアップされていて、元の写真は影も形もないほどに違う写真になってしまっている、とか。 いや、11時間かけてそこまでやるんだったら、もしかしたら同じ11時間でイラストレーターかなんかで白紙から絵を描いた方がベターなんじゃないかな、というツッコミを入れたくなるような。 と、またあらぬところへ話が脱線してしまいそうですので、この位にして。 いずれにせよ、私のような普通のアマチュアでも手の届く範囲となった革新的技術のために、過去のものとして置き去りにされようとしている「良いもの」というのもあるんだ、ということを実際に認識すること、体験することが出来るということは、感謝感激の限りです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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