ワルシャワ続きです
と、いうわけで、本日もポーランド写真逝ってみたいと思います。本日は依頼先の会社で出会った方々編です。ローカリゼーションというと、基本的にFIGS(French, Italian, German, and Spanish)と呼ばれる欧州4大マーケットに対応した言語をカバーする場合が多いです。それに加えてアジア圏言語が入っている場合は、FIGS + CJK (Chinese, Japanese and Korean)とか、FIGS + Russianなど、「FIGSプラスなにか」みたいな表現をされますが、今回のプロジェクトはFIGS +Japanese, Russian and Polishというもので、かつ各言語3名構成という、結構大型チームでした。従ってローカリ関係では、各国からの方々との歓交というのが、結構自分の中で目玉だったりします。支給されたホテルでは、ドイツチーム3名と並びの部屋に宿泊して居た関係もあって、ドイツチームと行動をすることが多かったですね。みんなで買い出しに出掛けたり、「ネットが遅いが、何とかならんものか」とフロントに談判にいったり、と... Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro/ Hugin PanoramaPhotoSticher しかも、プロジェクトマネージャーもポーランド在住のドイツ人で、なぜか私も混ぜてもらってビアホールに出掛けたんですが... Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro このドイツ人PM推薦のビアホール、というだけあって、楽しみにして参りましたが、ビールもソーセージもザワークラウトも、期待通りの味でしたね。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro 一通り飲んで食って、私は迂闊にも寝込んでしまいました。それまで業務後はホテルでも翻訳対応し、平均睡眠も極端に少なかったのがたたったのか、トイレに立って、そのままトイレで寝込んでしまう、という大失態。しかもトイレをノックする音で目が覚めて、急いでトイレを出ると、なんと女性の大行列が...間違えて女子トイレに入ってしまっていた、という... Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro その後、宿が同じドイツチームとバスで帰途についたのですが、ドイツチームの一人が催してしまい、やおらバスから途中下車して...という、これまたビール王国ドイツの面目丸つぶれなドイツチーム一行でした。しかしこのドイツ人の申し開きによれば、「やっぱりポーランドのビールは品質が悪かったから」とのことですがね。 ちなみに皆大ジョッキ2杯(3リットル程度)、私は料理も沢山食べた分もあって1杯半でしたが、ね。そういうオチかい、という感じでした。 さて、そんな陽気なドイツチーム以外は、というと...イタリアチームに、カメラファンが1名。休憩時間はカメラネタで盛り上がっていたのですが...なんでも、デジタル一眼レフを1ヵ月ぐらい前に手に入れたばかりで、楽しくて仕方がない、と...うーん、分かる分かる、その気持ち。それで、最後の週末に二人で撮影に出掛けました。 「ズームレンズだけじゃなくって、いろんなレンズが欲しいんだけど...」という「レンズ沼予備軍」なカレ、わたしのカメラに付いていたCarl Zeiss Jena に興味津々の様子でした。そんでは、っていうんで、そのCZJでポートレートを1枚撮影しました。 Pentax K-x/ Carl Zeiss Jena DDR Pancolar MC 1.8/50 この日は、地元ポーランド在住のカレに撮影場所等を案内してもらいましたが、さすがは地元、の感がありましたね。何でも、仕事と平行してビジネスマネジメントの博士号論文執筆中とのこと。んで、その日の撮影は、まずはその大学から、と。何が楽しくて大学なんか撮るのかと思いましたが... Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro しかし中に入ってびっくり。これが大学??という豪奢な造りです。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro 圧巻だった、天蓋の巨大ステンドグラス。そういえば、新市街にも「ズロティ・パレス」なる、天井が総ガラス張りの大型ショッピングモールがありましたね。ポーランドのお家芸、というところでしょうか。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro さて、それからどうしようか、ということになったんですが、結局「旧市街」に戻りました。以前に「ワルシャワ旧市街は90%を超える壊滅的被害を受けた後に復元されたもの」と申し上げましたが、なんと復元に当たっては、それ以前に描かれた風景画が参照された、とのこと。しかも復元の際は、ドイツ軍の空爆で粉砕された瓦礫が建材に使用され、足りない分だけ追加された、という、意気込みのこもった復元作業だったらしいです。んで、その「復元の参考にされた風景画」が展示されています。これです。 Pentax K-x/ Carl Zeiss Jena DDR Pancolar MC 1.8/50なるほどね、カレがこの絵のことに詳しかったのは、イタリア人の画家の作品だからかもしれんですね。 さらに、旧市街には「キュリー夫人の生家」がある、ときいていたのですが、見付けられなかった件についてカレに相談したところ、「いや、この前見せてもらった写真に写ってたよ」と。 そんでは、っていうので、案内してもらいました。キュリー夫人の生家です。Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro 先日撮影した教会や鍛冶屋の並びでした。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro フランスで放射線の研究に没頭したキュリー夫人、実はポーランド出身。「放射能(radioactivity)」という言葉を造ったのも、彼女ですよね。キュリー夫人もそうですが、ショパンもフランスで名声を確立してますよね。 Pentax K-x/ Carl Zeiss Jena DDR Pancolar MC 1.8/50 ウクライナに戻ってから、「今、イタリアに戻っている」と連絡がありましたが、将来はどうするつもりなんでしょうかね。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro さらに、日没後も戦没者記念碑まで足を伸ばしました。 Pentax K-x/ Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro Pentax K-x/ Carl Zeiss Jena DDR Pancolar MC 1.8/50 てなわけで、カレのお陰で「アンチガイドブック」の大義名分を果たしつつ、ポイントを押えた撮影が出来ました。ありがとうっ!Pentax K-x/ Carl Zeiss Jena DDR Pancolar MC 1.8/50てなわけで、今回は職場で出会った方々編でした。大方予想は付くと思いますが、ワルシャワの写真がまだ少し残っていますんで、現像次第アップしたいと思います。