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2004/07/25
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テーマ:クルマ選び(282)
カテゴリ:カテゴリ未分類
私が初めて「カレシの助手席」に乗ったのは、
たしか今から5年前のこと。

彼が親から譲り受けたというその車は、
エアコンもなく、窓も手で開けるタイプ。
エンジンを冷やすファンのようなものが取り付けられている、年代物のビートル。

私が乗ったのは、助手席だけれど彼の右側で、
まだ免許を持っていなかった私は、
中央線ぎりぎりに走る車の中で、
自分が運転するならきっとこちら側に座るんだろうと思っていた。


彼は、車のビジュアルにこだわるでもなく、
乗っていて決して快適とはいえないその車を、
雨や雪の中放置し、冬の間は雪に埋もれさせたりしていた。
だけど、きっとある意味で、
レアであるその車にプライドのようなものがあったのかな、
と今は思う。
憶測だけれど。



私がウメくんとであったのは、
彼の助手席に初めて乗ってから大分たってからだった。

そのとき彼は、もう「私の」彼ではなく、
助手席には違うオンナノコを乗せていた。
私もその後、違う人の助手席に乗ったこともあったし、
そのときは車の助手席に乗ることはほぼなかった。

ウメくんを選ぶときには、
とにかく「赤い車」であることにこだわった。
他の事はわりとどうでもよかった。

私は車のことはほとんどわからなかったし、
だけどオヤジが乗るような車には乗りたくなかった。
白やグレーなんかのありふれた色はイヤだと思った。

赤も、ありふれていないとはいえないけれど、
たくさん走ってる車の中で、少しだけ目を引く。
それに、私に似合うとも思ったんだ。


ウメくんとはいろんなところにでかけた。
ちっちゃい車だけれど、いろんな人を乗せたし、
大笑いもしたし、せつない気持ちにもなったし、
一緒に、いろんな思い出を作った。

だけどウメくんの調子が最近よくない。
悪くはない。
でも、いいとは言えない。
来年の車検を前にして、買い替え時なんだろうと。


と、いうことで。
新しい車を決めた。

今度のも、真っ赤な車だ。
運転席は右側だけど、ウインカーは左についている。

ウメくんになかった(←!実はあると思ってた)
エアバッグもついている。
試乗してみて、8個のスピーカーの音のよさと、
運転のしやすさと、広さにほれ込んだ。


世代交代。
あと一ヶ月もしないうちにウメくんとはお別れ。


初めて乗った「カレシの助手席」

同じ車種ではないけれど、
同じメーカーの車のオーナーになる。



大きなことを決めたのに、
あまり大きなことをした感覚がない。


とりあえず、ウメくんとお別れする前に、
ウメくんの名付け親に、会いに行きたいとは思うけれど。







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Last updated  2004/07/25 11:23:10 PM
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