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カテゴリ:日々のヒトリゴト。
暑い。
先ほどから雨が降り出した。 湿っぽい暑さは辛い。 まとわりつく空気。 湿り気を帯びる肌。 じわりと汗をかいてくる。 こんな中の頭脳労働は不可能に近い。 扇風機が湿っぽい空気をかき回し、 空席の机上に放置された書類は音を立ててはためく。 論理的な思考を始めようと思っても、 すぐに情緒的な、本能的な部分に圧倒される。 午後は、要請があり乙女たちの音を聴きに馳せ参じた。 …最近私の耳がおかしい。 音感が狂っているような気がする。 高校、大学とサックスを吹いていたが、 その期間よりもピアノを弾いていた期間が長かったため、 例えばCの音が鳴っていれば、私の中では「ド」と聞こえた。 しかし最近迷うことが多くなった。 「ド」に聞こえる時もあるが、「ラ」だと思うこともある。 私の耳がE♭管に慣れすぎてきたのだろうか。 そして私の音感は「固定度」でできているようなので、 これまたややこしいことになる。 調が変わってもCは「ド」なのだけれども。 基準の違う「固定度」になってしまっているのか?? 音階を思い出す時も、鍵盤ではなく指を動かしてしまうようになったし。 楽典をもう少し真剣に勉強しておけばよかった。 もう一度、初歩の初歩からやり直すべきかもしれないな。 ところで、音楽は気持ちがダイレクトに現れる。 お互いの仲のよさ、悪さ、目標に対する温度差、 そういう目には見えない部分も見えてしまうようだ。 プロではない、甘い部分の多い子どもたちの演奏ならなおさらだ。 技術はある程度高まった。 あとは、気持ちだ。 「奏者も観客も気持ちのいい演奏を」 それが一番難しい。 さらに、コンクールとあらば「結果に対しても気持ちよさを」求めたいところ。 審査員の好みもあり、聴く側はどうしても主観を入れてしまうのだから、それはほぼ不可能なのだけれど、 それでも、万人が納得できる団体が相応の受賞ができればと思う。 夕方からは暑さに負けずにトレーニング。 ただ、トレーニングルームは冷房が効いている。 またTシャツの重さが変わるまで思い切り汗をかいた。 小学生の頃、運動会は好きではなかった。 持久走の前にはお腹が痛くなって仕方がなかった。 おそらくお腹が痛いという思いこみ以外の何者でもなかったのだが。 小学校、中学校と運動部に所属していたが、 体力も持久力もなく、「使えない」選手だった。 しかし、「運動しなければならない」状況から解放され、分かる。 体を動かすことは嫌いではない。 汗をかくことは気持ちがいい。とても、気持ちがいい。 また、数字で示される達成する方法がわかりやすい目標があれば、 そこを目指して突き進むこともやぶさかではないことがわかった。 「30分間走る」 「15回動かす」 トレーニングルームではその繰り返し。 2時間体を動かす。 分かりやすい。やれば必ず達成される。 そして汗をかける。気持ちがいい。 …かといって、毎日通うほどの気持ちはないのだけれど。 そこが、私が私たる所以である。 暑くて、取り立ててやることがないと、 思考の運動をすることになる。 何かを手にしたい。 しかしそれは何か。 キャリアか、得意分野か。 何に関することなのか。 モラトリアムの問題点、などを論じさせつつ、 モラトリアムから抜け出しているはずの私は、 いまだピーターパンにあこがれている。 現代の若者を批判しながら、 現代の若者の考え方が手に取るように分かる。 来週は、ウメくんでドライブ。 小京都から小京都へ足をのばす予定だが、 計画は半ばで行き詰まっている。 考えることはいっぱいあるが、 なにごともなるようになるし、 なるようにしか、ならん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/08/06 12:21:55 AM
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