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カテゴリ:日々のヒトリゴト。
久しぶりに仕事に行った。
でもまだ本格的に始まっていないせいで、 あまりやることがなかった。 夏期休暇をとっている人も大勢いて、 人も少なかったし、 必要なことをさくっと済ませて、 早めに家に帰った。 久しぶりに一人になった。 テレビをつけたらダルビッシュが投げていた。 0対0だった。 見ていたら、東北が1点を入れた。 このまま勝つのかなと思っていたら、 1点入れられて延長戦になった。 ダルビッシュが降板し、メガネくんが登板し、 フォアボールで一人出塁し、瞬く間に2点入っていた。 東北がまけるところを見たくなくて、テレビを消した。 久しぶりに夕飯を作った。 夕飯の買い物に行く車のラジオでは、 東北高校が1対3で負けたことを伝えていた。 今夏も東北に優勝旗が持ち帰られることはなかった。 最初東と西に分けて対戦カードが決められるのは、 公平に見えて実は不公平なんじゃないか。 一回戦がすべて終わって、残ってるのはほとんどが西だ。 この際、済美が優勝すればいい。 そしたら一回戦で負けたチームも報われる。 私の一人暮らしも今年で6年目になる。 思ったより長い。 6年一人で暮らしているけれど、 生活する術はあまり上達していない。 とりわけ、料理の腕前は全く上達していない。 ちょこちょこと自炊はするが、 本当に食べていける程度にしかできない。 この年の女子としてかなり恥ずかしいと思うこともある。 やらないので、上達しない。 しかし一人分の食事を作るこの味気なさといったらない。 おいしくできようが、まずくなろうが、食べるのは私一人だ。 褒められることも、文句を言われることもない。 そういえば以前、 付き合っていた彼がバイト後に私の家に遊びに来るというので、 時間をかけて夕飯を作ったことがある。 私の作る料理なのでたいしたことはないが、 それでも、比較的手間のかかる献立にした気がする。 部屋に広がるおいしそうなにおい、 ドアを開けたときに感じてくれたらいいなと思いつつ、 誰かに食べられるのを待つご飯を作った。 料理は得意ではないが、そのときは嫌ではなかった。 ひどく傲慢な私だったから、 誰かのために何かをする自分像はかっこ悪いんじゃないかと思っていた。 だけど、誰かのために料理を作ることは少し幸せなことかなとそのとき思った記憶がある。 『NANA』を読んだ。 「自分の為だけにはあんまり作る気しないもん」 その通り。 誰かのために、誰かと一緒に食べる料理を作るからいいんだろう。 コックさんは、料理人は、シェフは、そして母は偉大だ。 「ために」料理を作る相手が現れない私は、 上達の見込みはない。 言い訳に過ぎないことも、もちろん分かっているけれど。 久しぶりの一人は時間をもてあました。 実家で、妹と、あるいは他の家族と、友人と、 いつも誰かと一緒にいた。 一緒に笑えた。話しかけたら返事がかえってきた。 それが当たり前のことになってしまっていたここ数日、 抜け落ちて空になってしまった今、 一人でいることが大きいことのように思えてならない。 同時に、 オンナノコとしての欲求が高まっているのも感じている。 抱きすくめられたかったり、 無条件で受け入れられてみたがっていたり、する。 具体的に相手を思い描くことができないので、 全く現実味を帯びていないのだけれど。 恋に恋している年齢でもないのに。 まずは、生活をしっかりしよう。 少し気を抜けば、体育座りで部屋の隅、になりそうな予感もする。 自分に疑問を感じてるというのも否めないのかもしれないな。 夕飯には冷やしトマトのサラダを食べた。 制服を着ていた頃は、 自分がスーパーでトマトを買う日が来るとは思っていなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/08/17 10:11:56 PM
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