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2004/11/12
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私の本の読み方は至って適当です。

読む量も決して多くないし、
結局楽しかったらいい、という感じで、
名フレーズに出逢っても、
たいていは読み流して印象に残っていなかったり。

ステキな時間を過ごせればいいじゃない、
楽しめればそれでいいじゃない、
んで、ほんのちょっとでも自分の肥やしになればいいじゃない、
と思っていたのです。


高校のときから国語は得意なほうでした。

「だって国語って日本語じゃない」と言い張り、
いろいろな試験においては、
古文の文法問題も法則覚えるでもなくフィーリングで解き、
(きっと何か根拠はあったのだろうが無視)
漢文は漢字の意味から連想しまくってなんとなく解き、
(結構当たるもんだ)
現代文は集中力全開でやっぱりなんとなく解けていたのです。

が。

「論理的な文章」よりも苦手だったのが、「文学的な文章」の読解問題。

「問 このときの主人公の気持ちを答えなさい」

知るか!
私は主人公じゃないからわからん!
と、いきなり投げ出したくなる問題です。
それでも何かしら書きます。

でもだって、小説の読み方なんて、
人それぞれだと思うんですけど~

自分を投影して読んでいれば解釈変わってたり、
頭の中で像を結んでいる画像だって風景だって、
きっと人それぞれ違うんだから。
作者の中にだけ、確たるイメージがあって、
あとはそれぞれ何かしらあると思うのです。



んで、
「そういうことだと思って読んでいたが違ったんかい!」
となった記憶が、今から数年前のセンター試験。
いや~正念場でそりゃねえぜ、と思いました。

私の受験した年には、山田詠美の『ぼくは勉強ができない』が出題されました。

これ、私はすでに読んでた小説で、好きな小説でもありました。
問題をめくって、読み進めていくうちに、わくわくしはじめて、
いや~ん、本番でこれを読めるなんてラッキー♪
と秀美くんにお礼を言いたい気持ちになっていたりもしました。

しか~し、自己採点の日、
私は目の前が真っ暗になるのを感じました。

「平均正解率47.6%の難問」

私は、その平均すら行かなかったのを覚えています。
模試でも取ったことのない、史上最低をマークしました。
しかも、得点源の国語で!

なきそうでした…

正解と照らし合わせても、
なんでそういう答えになるのかわからない。
確かに、正解の解釈もあるだろうけれど、私の読み方は違っていた。

小説の読み方は一つじゃないのに。
「~という見方もある」なんて研究論文で説が分かれることもあるじゃない!

そして、出題されるべき問題は、
誰もが納得できる答えじゃないといけないんだ~!
と、強く思いました。ホント。

未だに「小説」の「読解問題」は苦手です。


「論理的な文章」は国語の問題として問われていいと思います。
論理展開から内容を読み取れなくちゃ意味がないと思うから。

でも、長編小説の一部分を出題して、
「ここから読み取れる内容を」というのは、
あまりにその小説に失礼なんじゃないのかと。

だって、その一部から読み取れるものと、
全体から読み取れるものは違うかもしれないから。

例えば極端な話、芥川龍之介の『羅生門』で、
「下人が老婆を初めて見つけたところ」と
「下人が羅生門を去っていくところ」の主人公の心理は全く違う。


「小説」の読み方は、人それぞれでいい。
私は今もそう思うのです。
楽しければいい、好みも別れていい。

進学してからも、「文学」を扱った研究はしたいと思いませんでした。
あれこれ作品や作家について意見を述べようと思わなかったし、
読み方の研究なんて大それたことはできないと思ったから。



だけど何の因果か、
まだ、私は「読解問題」からは逃れられない。




未だに、私は「小説」の「読解問題」が苦手です。


楽しく読めりゃ、いいのよ、小説なんて。



そんなことを思い出した、晩秋の夜長。
咳が、とまらない。





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Last updated  2004/11/12 11:59:11 PM
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