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カテゴリ:日々のヒトリゴト。
あぁついに…というような記事を発見しました。
「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生(11月24日 産経新聞) 本当に日本語の将来を憂えずにはいられません。 はっきり言って寒い。 外国語教育にどれだけ力を入れても、意味がない。 小学生から英語なんてやったって仕方ない。 それで日本語の勉強がおろそかになっちゃったりするんでしょう? これからの日本人には日本語の理解力、そして表現力が求められる。 コミュニケーション能力を高めるために、読み書きの能力の向上が必要である気がする。 それも、単なる「読み書き」ではなく「しっかりとした読み書き」なのよ。 コミュニケーション能力ってのは、相互に伝え合うための能力のこと。 一見、話ができて、人の話を聞ければいいように思えるけれど、それは違うといいたい。 読みというのは、文字を読み取る能力のみならず、他人の話の内容を読み取る能力、ひいては文脈などから状況を察する能力にもつながる。 それは単に他人の話を聞くだけじゃ養えない能力でもある。 なぜなら発せられる言葉は刹那的なものであるからだ。 また、他人に意志を伝える時には話すのでなく、書くことを媒体にして伝えなければいけない場合ももちろんある。 それには、「書くための」言葉を使用しなければならない。 話す場合は、聞き取りやすい、耳で理解しやすい日本語を選ばないといけないから、おのずと平易な日本語になってしまう。 しかし、話し言葉で書くわけにはいかない。 平易な日本語だけでは、場によっては通用しないからだ。 話す、聞くだけでは、日本語の本当の能力はついたことにはならない。 人は何らかの形で毎日言葉を使う。 けれども、話したり聞いたりするだけじゃ語彙が増えるのにも理解力が深まるのにもきっと限界がある。 漢字を目にして、文の中でとらえてこそ、日本語の能力が高まるってもんだ。 留学生以下というのはうなずける数字だ。 今仕事で接している日本人の若者もおそらく留学生以下だろう。 場に「おおじた」日本語を、使えない大学生が多い。 それも十分に「うなづける」結果だ。 未だに「こんにちわ」「こんばんわ」を使用する人を見ると寒気がする。 新聞記事の内容、ニュースの内容、 いくら社会の流れを知ろうと思っても、 言葉を知らないんじゃ理解できない。 論理的な思考を見につけるために数学を勉強しようと思っても、 問題文が何を指しているのか理解できなかったら、意味がない。 うぁ~ 本当に憂える結果だ! ヒトゴトじゃないぞ!! やっぱり、私の選択は一理あったかもしれない。 私は日本語に関わる仕事に就きたかったんだ。 最初は、外国人に日本語を教えたいと思ったけれど、 外国人に日本語を教える以前に日本人に日本語を教えなくちゃいけないんじゃないか、 身近にいる人が日本語を使えないのに、外国人に教えるのはおかしいんじゃないかと思い、思いなおした。 今日出張に行った。 勉強してきた。 しわ寄せが大学生に来ているのも分かると思った。 NEETが増えているのもわかると思った。 今日は「NEET」という言葉を5箇所で聞き、 日本語の能力の低下を憂える発言を3箇所ほどで聞いた。 私も、憂えてみた。 今度から、変な日本語を使われたら露骨に嫌な顔をしてやろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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