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テーマ:「ハウルの動く城」(329)
カテゴリ:日々のヒトリゴト。
日曜日。
朝一で「ハウルの動く城」見てきました。 妹さまのご希望で9時からの回に間に合うように。 出勤するよりも少し早く家を出たよ、もう。 急いでいった甲斐あって、ゆったりと見られる席をget。 (斜め前のおっちゃんがいびきをかかなければもっとよかったけどねっ!) 《以下ネタバレありです/かなり》 もののけ以降、宮崎アニメは何か単純ではないメッセージ性がある気がするんだけど、 今回もたくさん考えるところがあったなぁ、という感じ。 ほのぼのするところももちろんあるし、 笑いどころもたくさんあった。 しかも、じんわり胸に響くこともあって。 涙をこぼしはしなかったけれど、鼻の奥がつんとする感じ。 もうかなりたくさんの人が見ていて、 いろいろなところで話題になっていることだろうけど、 やっぱりソフィーの呪いの解け方が気になったかなぁ。 見る前から、ソフィーがおばあちゃんになったり若くなったりする場面があるから、っては聞いていた。 だけどその理由は最後まで名言されない。 カブやカルシファーのように「呪いが解けた!」という瞬間はない。 最後にはいつの間にか若い姿に戻っていて、 (髪の毛の色は変わっていたけれど) ハウルとハッピーエンドになっている。 だけど、その表情は冒頭部のそれとはかなり違っている。 何が違うかは、一目瞭然だ。 だから、そうやって変われたことがソフィーの呪いからの解放だったんだろう。 その変化が、点で起きるものではなかったので、老婆の姿と少女の姿を行ったりきたりしていたんだろうなぁ、と。 ソフィーの悔しさ、哀しさ、焦燥感… 雨に打たれながら声をあげて泣くシーンでは、本当に私も泣きたくなった。 心配していたのは、ご多分に洩れずキムタクの声。 キムタクなの!?って思っていたけれど、 心配していたからか、思ったほどは悪くなかった。 というか、案外よかった気がする。 第一声、ソフィーの横に立って発した時は、それがキムタクだなんて思わなかった。 宮崎アニメのキャラクターにしっかりなりきっていた。 倍賞さんの声は、おばあちゃんのほうはあっていたけれど、 若い方のソフィーにはもう少し張りのある、というか、 若々しい溌剌とした声のほうがよかったのかなぁ、と。 18歳にしてはあまりにも年輪を重ねた声で… ソフィーの性格的にはあの声でもいいんだろうけどね~ 美輪さんの声は素敵だった~(笑) 荒地の魔女の時も、魔女脱出してかわいらしいおばあちゃんになってからも。 なんであんなにはまってるんだろう!? 声優陣は豪華だったなぁ… ヒンにも原田大二郎(笑)←台詞は「ヒン」 サリマン先生もなんか落ち着いて味のある声だったし。 それに、なんと言ってもマルクル! 神木隆之介くんって、ホントに11歳!? 子どもの役を本当に子どもがやるからいいんだろうけど、 声であれだけ演じられるなんて、すごすぎる。 (千と千尋の「坊」役もこの子らしい) (余談だけど、本当に「声優」業の人って、今後益々需要が少なくなるんだろうなぁ…) みんな、みんな、たいせつなものを見つけていく。 カブも、マルクルも、カルシファーも、ソフィーも、ハウルも。 だからさ、見終わってから改めてポスターを見て、 映画のコピーの「ふたりが暮らした。」ってのは、 なんか違和感を感じたんですよね。 だって、「ふたり」じゃないもん。 暮らしたのは「ふたり」じゃないんだもん。 たいせつな、たいせつな何かを見つけられると、 人は強くなれるんだろう。 前に進もうという気が起こるんだろう。 行動しようとする力が湧くんだろう。 それはものすごく素敵なことだ。 みんな、みんな、強くなった。 たいせつな人、 恋人じゃなくても、たいせつに思う人、 そんな人のことを思い浮かべて、イキルチカラにしよう。 さて。 なんと言ってもハウルも音楽が素敵でした。 久石さんの音楽、素敵でした。 あのワルツ、たまりません。 ピアノソロからオケに変わるまで… あのつなぎのオーボエがたまりません!! あの主題歌、三拍子じゃなくて四拍子アレンジもあるのねぇ、とか。 途中のBGMのトランペットソロ、 あまりに美しすぎてくらくらしました。 いつかハウルの交響曲バージョンを演奏してみたいものです。 (でも交響曲に私は用なしなのだけど) それにしても、まだまだ謎の多い部分もあり、 もう少し研究を重ねて、反芻して反芻して、 もう一度見に行かなくちゃいけないなぁ。 あ、私の大好きなカリオストロで、 ルパンがスパゲッティを食べるシーンがあるんですけど、 あの食べ方って、宮崎アニメ独特なのかしら… ベーコンとタマゴの朝食を食べるマルクルが、 ホントそんな感じだったので、胸がきゅんとしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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