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2004/12/23
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昨晩も20分遅れで発車した列車は、
新潟県中越地方を徐行運転したこともあり、
結局30分遅れで到着した。

昨日の夜知り合った九州出身の女の子と笑顔で手を振り別れ、
雪の気配が微塵も感じられない駅前へと歩く。
これがこの町の冬の空なんだろうけれど、私の地元に比べれば柔らかさが残る。
現に、雪は降っていない。

駅前のすかいらーくで朝食をとり、
合流することになっていた友人を優雅に待った。
この町に生まれ、今年直木賞を受賞した唯川恵さんの『肩ごしの恋人』を読む。

そこへ、友人からのメール。

熱を出してしまったとのこと。
体調がすぐれないというようなメールはもらっていたが、
彼女なら少しの熱なら押して出てきそうな気がした。
実際にこられないというのはよっぽどのことだ。

新潟に思いをはせつつも、自分の身の振り方を考える。
夜まで急にぽっかり時間が空いてしまった。
結局、この町で検査技師をしている友人を急遽呼び出し、
一緒に食事をとることにした。

本当ならば夜まで一緒にいてもいいはずだが、
彼女はなぜかそれをかたくなに拒む。
共通の趣味を持ち、もしかしたら私が一番長く同じく悩める時間を過ごしたかもしれない彼女。
今も音楽活動は細々と続けているが、
大学時代も途中からサークルの仲間と距離をおくようになり、
それが今も続いているような気が少し、した。

しかし、会って話すと相変わらずで、時々の毒舌も耳に心地よく、
(おそらくそれは私も然り、なのだろうが…むしろ私か?)
仕事の大変さや、音楽について、日々のことについてなんかを時間のある限り語り続けた。


街を歩いていたところ、後輩に会った。
もうこの街にはいないはずの後輩だ。
幻かと思い、道の反対側から声をかけたら振り返った。
相変わらずの風貌で、眼鏡に笑顔、そして関西弁。
公務員浪人をしていた彼は、この度めでたく合格し、
来春からは社会人として働くという。

隣県のDo○oMoで働いている後輩ちゃんがお迎えに来るというので、
寒空の下三人で待ったが、一向に現れる気配がないのでその場を立ち去った。
(後で聞いたら結構遅刻してきていたそうだ、「私って相変わらず遅刻魔なんです」と言っていた…知らなかったが)

かつて長い時間を過ごした地下の本屋がなくなっていた。
いたるところに椅子がおいてあり、店内の本を自由に読むことが出来る本屋だった。
ふらりと一人で訪れては、本に囲まれて時間の過ぎるのも忘れて店内を歩き回ったりしたものだ。

私のお気に入りのカフェも閉店していた。
話には聞いていたが、実際に目の当たりにすると、実感がわく。
沖縄に行っていると聞いたが、その後彼女はどうしているのだろう。

そんな移り変わりをほんの少し感じながら、
ギャルショップが増えつつある商店街の奥のお店で和菓子を差し入れに買い、
また街を歩いていたら、またまた後輩くんを発見した。

今度の彼も眼鏡っこ、だが彼に似合うのは間違いなく黒渕眼鏡。
新潟のツ○ヤで過酷な労働をしているようだ。
悪びれもせず、昨日は彼女のうちに泊まったと言い放ち、
なんとなく斜めなイメージのある彼は、ニヒリズムという言葉を思い出さずにはいられない態度で、
それでいて紳士的な面も忘れない、相変わらずの彼だった。

彼を入れて三人で、ミスドで時間を潰し、そして、友人と別れた。
彼女は、交際5年目になる彼と半同棲生活をしている。
その彼が迎えに来るのだそうだ。
彼女らが付き合い始める時、大学近くのサイ○リヤで私は一人熱くなっていた。
あの時、付き合うことを彼女はとても迷っていた。
正直、私は続くのかどうか不安だったが、今でも続いているところを見ると、
あの時の決断は間違いじゃなかったんだろう。

さて。

今日のメインは、大学の吹奏楽団の定期演奏会。
去年は、地元で自分が奏者としてステージに立っていたので来られなかった。
実は、観客として、客席からこの演奏会を見るのは初めてだ。

開場前の会場には、知った顔が何人かいた。
チケットを売っているのは、ニヒルな彼の彼女。
相変わらず色白で美しい。
一つ年上の彼を呼び捨てにしてしまうところもまた、好きだなぁ。

会場整理をしているのは、Ob.の笑顔が柔らかい彼女。
ちっちゃくて、わたわたしていたが、彼女ももう四年生か。
月日の経つのは早いものだ。
感慨深かった大学最後の演奏会からもう二年が経ってしまった。

会場前では、私が大学一年のときの先輩がいた。
なぜか焼きたてのパンを持っており、一ついただく。
四月頃、メールを送っていたのを忘れていて、失礼をしてしまった。

その代の先輩が何人かいた。
私のパートの先輩は、実は地元が同じで、職業も全く同じで、
私より一年遅れて今年採用になり、山奥に飛ばされてしまった。
会う機会もなくて、近況もお話できずに申し訳ない気持ちで一杯になったが、
先輩が飛ばされた地域の山深さは分かっているつもりだ。いや、あそこは山だ。

観客の中には、知っている人が本当に多くて、さながら同窓会のようだった。
さすがに私ほど遠くからやってきている人はいなかったけれど、隣県なんて近い方。
開場から開演時間まではあっという間で、久しぶりの再会を果たした友人たちと肩を並べて鑑賞することになった。

第一部
オリンピック・ファンファーレ
JERICHO
星の船
マゼランの未知なる大陸への挑戦

オープニング、実は私は四年間で一度も出たことがない。
演奏開始の幕が上がるのを奏者としてみたことがない。
しかし、開演の舞台に立っているのはものすごく緊張するんだろうなということはよくわかる。
ファンファーレなのに、Tp.の勢いがない!本当にはらはらしてしまった。
後半は持ち直したけど…
JERICHOはコンクールメンバーでの演奏だったようで、さすがに上手かった。
だけど、「攻め込む」イメージならもっと鳴ってもいい。
評判は聞いてはいたけれど、やはりそつなくまとめてはいるが、もっとダイナミクス!!という感じだった。
しかし、「普通にやっていけば全国銀賞はとれることが証明された」という言葉も嘘じゃない。
惚れ惚れするような演奏、とはいわないけれど、安心して聴くことが出来た。
個々の演奏能力の上達もないわけではないだろうが、合奏体としてのレベルが向上したのかもしれないな。

第二部
情熱大陸
私のお気に入り
ジャパグラ5
ムーンリバー
パイレーツ・オブ・カリビアン

第二部は、悪くはないが、演出はよくなかった、という印象。
曲の印象よりも、目の前がずっとちかちかしていた…というのが強い。
照明は完全に失敗。全く効果的でない。色の持つイメージが曲の雰囲気を壊していた。あれは辛い。
どの曲もsoloがあって、(しかもなぜか年寄りsoloが多い)その辺は見ごたえがあった。

先日の私のような「冥土の土産」的なsoloもわりとあったけれど…
さらにスタンドプレイも効果的だったのかどうかわからなかったけれど…
また踊っちゃったよあなたたち的な一面もあったけれど…
照明で奏者がなにやらわからない状態でもあったけれど…

演出はさておき、やっぱり演奏は無難にまとめておりました。
曲の冒頭部、アレンジの妙か、サックスアンサンブルが少し聴けたのは嬉しかった。
バランスはまだまだだけどね。でかいおねえちゃんが目立ちすぎです(笑)

第三部
組曲「惑星」作品32より 火星、木星

なぜ二曲?という疑問がぬぐえない、いわゆる「メイン」。
どういうコンセプトでこの曲になったのだろう、それがきいてみたいなと思った。
よく知られている親しみやすい曲目で、オーケストラの曲を吹奏楽に編曲したものを演奏し、
吹奏楽のもつ可能性をお伝えしたい、というようなアナウンスだったと思う。
原調で演奏していたので、逆に原曲を知っている人にとっては粗が分かってしまうのだが…
もっと!そこは決め所!というところをはずしてしまったりもしていたが、無難にまとめてきたな、と思う。

しかし全く人数の多さに圧倒された。
Tp.12人(それでも全員ではない)、Hr.も2列8人!過疎化のあの頃が懐かしいよ全く…
金色Euph.の彼がsoloを吹くなんて、と思ったが、彼はもう指揮者ではないわけで、
彼の指揮者時代を知る人も少なくなっているのだろうなと思うとまたしみじみしてしまう。

第二部は長かったなと感じていたが、演奏会全体の長さとしては適度で、聴き疲れをすることもなく終わった。
辛口な感想をつらつらと述べてはいるが、全体的にはよかった。

なんと言っても、ステージ右側のSt.Bassの彼が健在だったことが嬉しかった。
むしろ彼を見に来たといっても過言ではないのだが、
彼のステージを客観的に見たことがないので、実は客席からファンを見る目で見ていたのは事実。
ジャケットの前を開け放ち、これでもか、俺を見ろ、と言わんばかりのパフォーマンス。
楽器をエレキやウッドベースに持ち替えても、変わらないそのオーラ。すばらしい。
彼は来春どこへ行くのだろう。それでも、きっと音楽は続けるんだろう。

終演後、笑顔の後輩たちと再会した。
演奏をすべて終えた高揚した状態で、意外な私の登場に驚きを隠せなかったようだ。
まだまだ若いなと思った反面、もうすでに団の中では年寄りの部類に入ってしまうのね、と感慨深く、
集合写真の真ん中に写った私は、良くも悪くももう学生ではなかった。


いろんなことを懐かしく感じるのは、
周りが変わったからではなく、自分が変わってしまったから、なのだそうだ。

実際に、あの街はほとんど変わっていなかった。
懐かしく感じるのは、もう私の居場所があの頃とは変わってしまったからなのだろう。


帰りに、同学年の友人とご飯を食べに行った。
本当は、現役の子たちの飲み会にも顔を出したかったけれど、
そこまで深入りしなくてもいいだろうな、とも思う。
隣の県で研究職をやっている彼女と、この街でリハビリの仕事をしている彼女。
本当に久しぶりに会ったけれど、みんな相変わらずのペースで、心地よかった。
ただ一つ違うのは、みんなが社会人だということ。
そうやって、私たちは年を重ねていくのだろう。


友人と別れ、先輩たちと合流し、温泉へ向かう。
最大の癒しだ。
温泉に似つかわしくないツリーの前で写真を撮った。
ライトアップされた露天風呂で語り合った。
友人たちとまた違った魅力の先輩たち。
風呂上がりコーヒー牛乳はまた格別だった。

メイくんと夜中に戯れ、眠さレベルが9に到達した先輩を尻目に、
普段語れない深い話を、眠さをこらえながらしていた。
夜は、そんな風にして更けていった。

自分が変わってしまって、この街には私の居場所はない。
けれど、こうやってたくさんの人が出迎えてくれる。
そういう意味で、私の故郷なんだろうな、そう思いながら眠りについた。






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Last updated  2004/12/27 09:33:35 PM
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