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カテゴリ:日々のヒトリゴト。
日付が変わった途端、メールが来た。
先輩二人と、一年前の今日を一緒に過ごしたかつての相方くんだった。 少し遅れて、友人からもメールが来た。 朝起きて、一日を過ごすうちに、 またメールがたくさん来た。 父ちゃん、母ちゃん、妹、妹、そして友人たちからも。 かつて「誕生日を一緒に過ごせない」と責めてしまった彼からも。 今はみんな、私の近くにはいない。 会いたいなと思ってもすぐには会えるわけじゃない。 だけど、今日という日を何かしら覚えていてくれて、 私に言葉を送ってくれた。 私はとても幸せものだ。 明日から三連休。 仕事の都合上、今日は早く帰れる日。 だから、今日はナイターでボードに行くはずだった。 車に板とブーツとウエアと、昨日買ったゴーグルと、グローブと… 寒いだろうと着込むための服と、を詰め込んで。 仕事場についたのこそぎりぎりだったけれど、 私は昨日から気持ちをMAXまで高めてわくわくしてたんだ。 昨日は雨だったから、 今日は雪が降ればいい、と祈って。 今日は雪になった。 しかも日中は晴れていた。 だけど、それがよくなくて、 夕方4時の時点ですでに氷点下。 日中晴れて、雪は溶けて、その状態で凍って。 しかも山はきっとものすごく寒い。 ということで、ナイターは兄さんの一存で中止。 ぽっかり、時間が空いてしまった。 思いがけず、夕方には一人になってしまった。 ぎりぎりまで気持ちを高めていて、突然の中止。 家に着いて、どうしようもなくなって、わあわあ泣いた。 コートも脱げずに一時間、 ストーブの前に座り込んで。 一つ年をとったところで私は相変わらず幼い。 自分の期待していたことが予想外になくなってしまうと、 よりどころがなくなって、どうしようもなくなってしまう。 しかも、今日は私にとって特別な日。 だからこそ、なおさら。 だけど、泣いていても仕方ない。 大好きなカルーアを買ってきて、 カルアミルクにして、飲んだ。 濃いめにして飲んだ。 少し気持ちが落ち着いて、 やっと振り返ることができた。 ひとつ予定がなくなっても、 私の価値がすべて否定されたわけじゃない。 もらったメールを読み返して、 一人一人の顔を思い出して、胸をあったかくした。 ピンク色の香水。 きらきら光るブローチ。 黒地にピンク色の花柄のハンカチ。 今日届いた、私のために選ばれたもの。 私のために届けられたことばたち。 ああ、私は幸せものだ。 だけど、欲を言うなら、今年は近くに友達が欲しい。 恋人って言わないから。 ふとした時に遊べる人が近くに欲しい、なぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/10 10:04:03 PM
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