ラウンド16に向けて。
と言っても、これは何もACLに限ったことではないだろうな、とは思うのですが。まぁ、ACLの予選ラウンド最終戦となった、アウェー・中国での河南建業戦を簡単に振り返りつつ、今後の展望などさてさて。我が家で購読している朝日新聞においては、今回の終了間際の失点による引き分けを、「遠藤・山口の攻守の主力の穴を埋められなかった」という風に書いておりました。が。私はねー、まぁ、この前も書きましたけど、この結果自体は、まぁ、これでも良いと思ってます。理由は、2位抜けってのを残念がるより、ヤットがいない状態で東アジアでも厳しいと言われる中国アウェーを戦い抜き、まぁ、勝てる試合だったとは言われるけれども、あそこで追い付かれるという失態も含めてウチの若手が経験値を上げられたこと。今、あの子達が出来る精一杯を知ることが出来たこと。逆に言えば、まだまだ伸びる要素もあるということ。この辺がね、実戦で確認できたことはとても大きな財産だったと思うわけでもちろん、このことが後々でどれくらい”化けて”くるかはシーズン終盤にならないとわからないですけどねそれでも、楽しみじゃあないですか宇佐美宇佐美と世間は騒ぐけれども。それだけじゃあない。それだけでは終わらない。ゲームの終盤に投入されて追い付かれた経験が横谷繁をこれから先どのくらい強くするか。欲しいもう1点が取れずに試合を苦しくしたことが星原健太や大塚翔平や宇佐美貴史にどれほどの悔しさを噛み締めさせたか。それが結実するのを待つのは楽しみ以外の何ものでもないじゃあないですか幸か不幸か、ワールドカップ中断明けからも試合は嫌になるほどたくさんあります。選手起用という意味では、監督もこれからはますます挑戦的になる必要がありましょう。才能溢れる若手たちは、その野心をぎらぎら燃え立たせ、ハードスケジュールに少しでも音を上げるヴェテランがいれば追い落とそうと虎視眈々と狙い続けるでしょう。そして、そんな若手の突き上げという新鮮な刺激を受けて、ヴェテランもまた、気持ちを引き締め、若手には決して持ち得ない武器、経験値の違いを見せ付けるべく、神経を研ぎ澄ませるに違いありません。全てが良い方に回れば。自ずとタイトルは見えてくるでも、焦らなくても良い、とも思います。今年、全ての結果が出なくても良い。そんなに欲張らなくても、出来ることを一つ一つ、かなえてくれれば...ね瞬間的に強くなることになんて何の意味もないのだから。さて、明日はアウェー・鹿島戦。今年は残念ながら参戦出来ません。テレビ観戦ですが、力一杯応援します。今の時点では、鹿島の完成度には足元にも及ばないけれど勝機はこちらにも必ずあると思う。こっちも向こうも、誰がいるとかいないとかそんなの関係ないチームだと思います。今出来る全力で、ぶつかるのみさぁ、勝ち点3を目指して、頑張りましょう