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2005年09月11日
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カテゴリ:
方向転換新体制第2弾、「超える父」です。
やはり少年語りのないOPは、何となく寂しいものでございます。
つーか、“父さん!”の科白は、そう引き継いだのかっ。
いやぁ、“火車の炎と戦う男の姿で、消防士だった父を思い出す”と言う構図は、流石に誰も想像しなかったんじゃないでしょうか。
…ちぇっ、“魔化魍+鬼2体のおふんふん三帯姿に、おふんふん愛用家だった父の姿を重ねた”っちゅー自説も外れたか。当たるわきゃないけどw
しかし、あの場で明日夢が音撃棒を拾って投げるとは。
もうすっかり猛士じゃないか。(とっちー、ちゃんと重そうに持ってたね)
戦闘シーンは、中々格好良かったのでは。
夜の街中ってのは、やはり響鬼の世界にはそぐわない気もしますけど。

前回の違和感に比べて、今回の話運びは、それほど悪くはなかったと思いました。
これは、ひとえに安達親子の功績かと。
二人の会話シーンは、本当に良いですね。
キチンと演技の出来る二人ですので、科白や仕草の一つ一つに説得力があって、安心して見る事が出来ました。
バランスの取れた食卓、お互いの心情を思い遣っての会話。
彼らの十余年の生活の積み重ねが、背景に見える感じ。
明日夢に別れた夫の所在を尋ねられて、背中越しにメモを渡した郁子さん、良かったなぁ。
動揺しない訳がないのは当たり前。
それを少しでもフォローしようと、1クッション置いた動作で渡した姿は、いじらしく思えました。郁子さん、賢い母で良い女だよなぁ。
お互い一生懸命過ぎて夫婦別れに到ったってのも、彼女らしいかも。
帰路、タクシーで待ち構えてる辺りも、母心だよなぁ。
男子高校生相手にしちゃ、多少、密着度が高い親子関係ではありますが。
お互い多くを語らなくとも判りあえている、まぁ、理想の親子像でしょう。

明日夢が父親を追いかけながら会えず、しかしその輪郭には触れる事が出来たという構成は、あざとくはあったものの嫌いじゃないです。
これもひとえに、とっちーの演技力があったればこそですが。
敢えて父の顔を見せなかった代わりに、異母妹が何となく似ていたのは、芸が細かくって良し。(偶然かな?)
“超える父”と言うタイトルでしたが、明日夢に関しては、超えると言うよりそれまで目を背けてきた父との絆を確認する回だったでしょう。
良くも悪くも理屈抜きで身体で感じざるを得ない母子の絆に比べ、父子の絆は自覚して確認しなければ忘れてしまうもの。
今まで透明に近かったその絆を、示唆されたとは言え、自らの手で取り戻した明日夢は、やはり成長したと言っても良いと思います。

多少のあざとさや、浅薄さはあったものの、思ったよりは細やかな話で多少安堵しました。明日夢パートは。
が、プラス評価はここまで。
うーん、でもやっぱり、上手くは言えないけど違和感は残ってるんですよねぇ。
それは、響鬼さんが、ほんの少しだけど斜め向こうを向いているような感じ。
なんだろう…軽い?
心に軽みがあると言うのと、オツムが軽いと言うのは、全く違うと思うのですが。
29話での大人の男の深みは、一体何処へ…。
細川氏は、大健闘なさっているとは思います。
ただ、細かな科白積み重ねが、今までの響鬼像とは違った姿にずれてきて感じられてしまうんですよね。
これは、演技の問題と言うより…
変換期なので、致し方ないでございましょう。
大人の責任感と、ほんわかお日様の暖かさを兼ね備えている、生身の大人がヒーローになった響鬼さん。
それが、これからは単にヘテロタイプ能天気ヒーローになりそうな気が。
そうならない事を、切に祈ってます。
それにしても、あぁたそんなに不器用で、よくDAの合体修復なんて難事をこなしたもんですね。
セロテープ1枚がまともに張れない人間にしちゃうとは、脚本やりすぎだぞ。
あー、後、保健所から指導入るの覚悟して下さい。
病人の部屋で食品取り扱うとは言語道断。他に部屋ないのか。
あのカーリー絵襖の部屋でも良いじゃん。

選挙速報を横目で見つつ書いているので、自分でも何を書いているのか判らなくなってまいりました。ダメじゃん。
“推敲しる、推敲をっ!”と、心の片隅に縮こまっている良識が申し立てておりますが、面倒なのでこのままもう少し突っ走ります。
では、1番の突っ込みドコロを。
桐矢!お前もかっ!
何ですかこの番組は。爽やかな朝のお子様番組ですよね。
やっぱりダークな人間だったとするのは、まぁ良いです。(単なる若気の至りで済ませてくれそうもないんですね、I脚本家さん。)
だからって、あの科白はなかろうよ。
全国の腐ったおねいさんたちだって、仰け反ってると思いますよ。
前回、温泉卵明日夢少年に半熟卵桐矢君と申し上げましたが、どうも違うかも。
前半の、響鬼に挑戦する姿は、お馬鹿無邪気に見えたんだけどなぁ。
最後の最後でいきなりダーク丸だしとは、煮詰まって硫黄臭いぞ、桐矢。
地獄谷の黒玉子って感じっすかね。

とまぁ、以前の世界を踏襲してるふりをしつつ、どかどか破壊も進行しそうな新生響鬼。今週より来週の方が、色々とありそうで怖いっす。
あーむどせいばぁ…判っていたとは言え、本当に出てくると凹むなぁ。
それを手に取ってるトドローの姿が、ダークに見えたのは気のせいっすか?
おっしょさんが背を向けて去って行くシーンもありましたよね?
もしや、おっしょさんに見捨てられた(と思い込んだ)トドローが暴走かっ!?
と、予告のみどりさんの甘い声と提供読みの蔵王丸さんの渋い声に悩殺されつつ、瞬時に想像してしまった。いやぁ、弦師弟は強力だなぁw












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最終更新日  2005年09月12日 00時22分55秒
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