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2006年03月31日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
世代や地域を語るとき、とっかかりになるキーワード的存在がある。
巨人のON、ピンクレディー、おにゃん子、ちょっと前だったらモー娘。
(芸能ネタ以外だと、ほぼ全県民が歌える県歌があったりするらしい)
一世を風靡し、人々を巻き込む巨大なパワーの持ち主が、共通の記憶回路を刺激する。
もし、十年後、当地・きゃながわの若人が、過去を懐かしんで回想するキーワードがあるとするならば、それは『SAKU-SAKU』だと思う。
この不思議な番組は、極めて強力な電波をきゃながわローカルでまき散らし、ゆるゆるだるだるの魔力で県民(の一部)を虜にしている。
この電波の俘虜になった者は、密かな誇りを以って己をこう呼ぶ。
『SAKUSAKER サクサカー』と。

実は、この番組、歴史はかなり長い。
一応、基本的には音楽情報番組だが、ほぼMCの独壇場。好き勝手をやらかす番組だ。
なんせ、このMCが中々の曲者揃い。
初代はブレイク寸前のpuffyでえ、以後、フリップフラップやイザム等の個性的なタレントが歴任していた。
それが、どんどん妙な方向に走り、自局アナ、果てはマペットonlyで番組を進行させちゃうという、荒業を繰り出した事さえあった。
(飛び飛びにではあるが、一応、全シリーズを見ている。いわば、筋金入りのサクサカーだ。エッヘン。)
そんな長いサクサク史上、最も光彩を放ったのが、現MCの木村カエラ&黒幕(増田ジゴロー&白井ヴィンセント)の二人組みだと思う。
恐らく、きゃながわ県民の記憶キーワードも“カエラ・ジゴロー(ヴィンセント)”とインプットされているはず。

そのカエラ嬢、2年の永きに亘って勤め上げたサクサクMCを、本日を以って卒業と相成った。
誠に寂しい限りだ。
実を言うと、登場した頃は、アンチカエラ派。
前任の赤城あいが、天真爛漫な如才なさで良かったのに比べ、あまりに無愛想で勘の悪い番組進行をするカエラ。
“詰まんねー”と匙を投げ、朝の情報番組で無難な大人の朝TVタイムを過ごす日々が続いていた。
が。
なんかね。
一度味わった電波味は忘れなれないと言うか。
気が付いたら、再び出戻りサクサカーになっておりました。
慣れれば美味しいクサヤのように、予測の付かぬ傍若無人ぶりを繰り出すカエラの魅力に嵌って病み付き。
喋りの脱線暴走車・黒幕とのタッグは、朝から右往左往しながら爆笑と脱力と唖然とを撒き散らかしていました。
番組中に、「お腹すいたから」と不機嫌になるカエラ。
上の空でそっぽを向き、話を振られても堂々と「あ、聞いてない」と言い切るカエラ。
こんなのって、こんなのって、こんなのってwwwww
そう、昔聴いていた深夜ラジオのノリが、そのまんま映像になったみたい。
本来なら、視聴層からは大きく逸脱している年齢だけれども、本当に毎朝楽しく見ていた。

やがて、カエラが歌手として立ち、想像を超える活躍をするようになり。
蝶が孵化し、大空に羽ばたく日が近い事を感じていた。
卒業は、来るべくして来たなぁと。
実際、サクサクと言う蛹あってこそ、彼女は大きく羽ばたく事が出来たと思う。
我が家では密かにサクサク組と言っているのだが、この番組に馴染んだアーティストは、大ブレイク率が高い。
MCを勤めたカエラが、最も大きな跳躍を遂げたのも当然かもしれない。

この一週間、卒業ムードといつもと変わらぬダルダル空気を並立されたサクサクを見続けた。
普通の番組なら、もっと感動的に盛り上げるのにね。
でも、このあいも変わらなさが好きだ。
どこかピントのずれた馬鹿馬鹿しさが。
と思っていたら、不覚にも涙が滲んだ。
馴れ合っているようで妙に余所余所しかったり、好き勝手しているようでちゃんと理解しあっているこの番組のクルー。
2年間、途中浮気もしちゃったけど、楽しかったよ。
途中、一人で先に逝っちゃったご意見番も含め、とても愛すべき番組でした。
大ラス、卒業していくカエラじゃなくて、黒幕の言葉で終わってしまう、納まりの悪さも、この番組らしくて良いや。

bye-bye Kaela
これからも、傍若無人に素敵を貫いて、いい歌を歌い続けて欲しい。







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最終更新日  2006年04月01日 04時05分43秒
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