「その後の２人」 ３
それは、いつかしかの年末近くになった時だった。
話してはいなかったが、リエはとある地方の出身。
それも飛行機を使用しないといけないところ。
当時、リエは派遣社員。
１２月にまとめて休み取ったから、ヒサビサ田舎に帰るとの事。
その旨を伝える電話があった。
「まあ滅多にいけないしゆっくりしてきな！」
そんな事を話したような気がする。
そして出発に日。
つっても、何気に結構帰ってるから、そんなたいそうな事ではないけども・・
当たり前のように、羽田まで送ってくオレ。
年末、リエがいないと暇だな・・
なんて言ってみたりして・・・・
そんな事はさておき普通に旅立って行きました。
その後、ある日・・・
リエから電話が！！
「どした～楽しんでるかい？？」
リエ「大変な事を忘れてしまった」
オレ「ん？何？？」
リエ「TUTAYAに予約した商品の発売日今日なの」
オレ「帰ってからでいいんじゃない？」
リエ「ううん・・お金払ってないから取り消されちゃうよ！」
オレ「大丈夫だよ！まっ心配ならオレ行ってこようか」
リエ「お願い！引換券、実家にあるから親に言っとく！」
オレ「了解」
こんな普通の会話はしていた。
まさか・・
これが・・・
巧妙なトリックだとは気付かずに・・・orzｼｮﾎﾞｰﾝ
そして発売日、リエから電話が・・
リエ「今日だよ！大丈夫？」
オレ「仕事帰りに寄るから、忘れてないよ！」
リエ「アリガト♪YOU♪」
世の中にはバカな男がいたもんだ。
これだけの事で、何となく使命感に燃えてるんだから(-_-;)
そしてその日の夜、
会社から役１時間かけて、リエの実家の最寄TUTAYAへ･･･。
オレ「すいませ～ん！予約したんですけど」
そういって引換券を出したオレ。
そういや、何買ったんだ？
チョット気になり引換券を見ると・・・・
韓国ドラマのDVDBOXだった。
そ～いやｸォﾝｻﾝｳ好きだって言ってたっけ。
予約してまで買いたいもんかね～～(ーー;)
そうは思いつつ、建て替え分の金を払おうとしたとき、
店員「２万３千円です」
タケ～～～（ﾟДﾟ）///
アイツ値段言ってなかったけど、こんなすんのかorz
仕方ない・・そう思って店員に金を渡した。
店を出で、早速電話。
オレ「てか高いな！ホント好きなんだな！」
リエ「うん！アリガトね♪」
リエ「あっあと、１月中旬までいるから迎え宜しく！」
･･････。
やっぱ行くんだ。・・・迎え(-_-;)
まあしゃ～ない。
そんなに嫌じゃなかったしね・・・お迎え。
そして、
１月中旬迎えの日。
オレは、DVDを持って羽田にいた。
持ってきてと言われてたから。
１時間も待たないうちにリエがやって来た。
リエ「お待たせ！待った？」
オレ「ううん！楽しかった？」
リエ「うん！でも誕生日YOUといようと思って帰ってきたんだよ。
ホントは、まだ帰んなくても良かったんだから！」
！？
そうだった（ﾟДﾟ）
リエの誕生日は１月２０日。
今日は１８日･･･。
忘れてた！！
リエ「まさか忘れてないでしょ？さっ車に行こう！」
そう言ってリエはそそくさと車のほうへ。
車につくとリエはさっそくDVDを開けて何やら
ニヤニヤしながら見ていた。
でも・・・次の瞬間・・・
オレは、コイツの計算高さにビックリした！
リエ「誕生日プレゼントって事でいいんだよね！？」
「ありがと♪YOU♪」
なぬ！？
嵌められた～～～（ﾟДﾟ）///
コイツ！全部計算してやがった！
旅立つ時期も・・・
帰る時期も・・・・
オレに商品を取ってこさせる事も・・・・
全部巧妙なトリックだったとわ・・・orzｶﾞｸｯ
ココまで仕組まれちゃ何も言えない・・・
オレ「うん。。。喜んでもらえたようで何よりデス････。」
完全にして完璧な計算。
確かに他の人ならひっか掛からない可能性が高いだろうけど(-_-;)
オレの性格を知っていたリエの勝ち。
そのあと、メシまで奢らされたのは言うまでも無い。
完敗の夜ﾃﾞｼﾀ･･･。
つづく
ﾎﾟﾁｯとしてくれるといいことが（´∀｀；）
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