ジョンベネ事件解決されず
10年前に起こった「ジョンベネ・ラムジー殺人事件」の容疑者が、タイのバンコクで、8月16日に逮捕されたのは記憶に新しいことではないでしょうか。容疑者の名前はカー。彼は少女への愛を多く語っていた人物であり、児童ポルノ所持違反での逮捕歴、更に離婚暦が二回あります。この事件がこれ程までに大きく騒がれるには、いくつかの理由があります。 まず、被害者である少女ジョンベネが美少女コンテスト界で類まれなる存在であったこと。 次に犯人の凶悪な手口。この事件の唯一の手がかりは犯人のDNAです。 そのサンプルは被害者の爪の中、被害者の下着,そして被害者の膣の中から発見されています。 更に、事件発覚当時、ジョンベネの両親が捜査対象として浮かんでいたため。 そして事件から10年、これまで逮捕者がでなかったから。DNAを採取すれば、犯人であるか否かは判明するのですが、カー元容疑者がこれを拒んだため、逮捕に至ったと言う事です。しかし、調べてみたら結果は白。自供は狂言であったということがわかりました。なぜわざわざ自分が犯人でないのに、思わせぶりな言動があったのでしょうか。実はこういったことは、アメリカでは珍しくありません。刑務を課せられた犯罪者が、自分の刑務所での立場を有利に働かせる手段として、自分の犯した罪を誇張することはよくあるのです。ちなみに、アメリカ史上最悪の殺人鬼は48人を殺めていますが、それと同等数の人間を殺したと主張する人間もいます。現在取調べ中ですが、彼の確定している殺人事件は十件に満ちてません。これらから、カー元容疑者も自分の性的趣味である、児童偏愛を誇張したかったのかもしれません。このジョンベネ事件、捜査はいつまで平行線上を辿るのでしょう。 end