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カテゴリ:映画撮影
(。・・)σポチッ
ランキング巻き返し狙ってます 春の兆しが見えてきて、 ファッション界や映画界も忙しくなってきた様子です。 立て続けにファッション・ショー2つと短編映画3本撮影して、 久々にグロッキーYO-YOです(ー∀ー;) 前回御紹介したWildlife Works UKに引き続き、 Belle Sauvageのこじんまりしたクラブでのキャット・ウォークもありました。 ヘアは今回、アシスタントのケンタロー君に担当して貰い、 YO-YOは楽させて頂きました。 デザイナーからのリクエストが「ファンキーで攻撃的」ということだったので、 逆毛と毛束をたっぷり使って変形リーゼント(?)や、 ポニーテールの束にボリュームを効かせたスタイルになりました。 さて、映画の方は編集に時間がかかるので、 見せネタが何もないのですが‥ 一番最後の撮影でちょっと再確認したことが‥ 以前にもブログの何処かで、監督の役割や俳優さんの役作りに対する、 周囲の気配り、立ち回り方などを書いたことがあるのですが‥‥‥ 先ず、主人公の男優さんがメイク嫌いで、 過去にTV出演した時などもノー・メイクだったようです。 これを説得して、メイクの必要性を納得して頂くのがメイクさんのお決まりの仕事。 「設定=すっぴん」なのですが、男優メイクのブログでも触れたように、 男性は肌ムラや吹き出物が多い人が多いので、 CU(クローズ・アップ)の多い撮影ではフル・メイクは必須です。 いかにナチュラルで、まるでスッピンのような仕上がりにしつつ、 欠点はシッカリとカバーする。 これが課題です。 メイクに慣れていない男性は、ちょっとコンシーラーやパウダーを塗っただけで オカマにでもなったような気分になるみたいですが、 周囲の人に「あれ!?メイクしてるの!?」と言われて、やっと安心するようです。 しかも、今回は例の如く「寝不足で人生に疲れた顔」を監督にリクエストされたので、 上瞼に軽いブラウンでシャドウを入れ、目の下のクマをレンガ色で強調し、 下目尻に赤いパウダーアイシャドウでラインを入れて憔悴感を醸し出しました。 このテのメイクは映像メイクで非常に需要が高いので、 是非押さえておいて下さい★ 肝心の俳優さんが役に入り込む為には、 鏡を見た自分の姿に説得力がないと困難なので、 納得のゆく仕上がりが大切です。 その前の撮影では、これまた需要の高い怪我のメイクがありましたが、 これもアニメちっくにならないよう、臨場感のあるリアルな特殊メイクが、 俳優さんに役にハマって貰うコツです。 肉眼とカメラ越しではメイクの映えも相当違うので、 モニターを見てマメに確認したり、 周囲の意見を積極的に仰いで、リアリティのある仕上がりにこだわりましょう。 これは女性の一般的メイクにも言えることで、 カメラは実際のメイクの半分以上をぼかしてしまうので、 HD撮影でない限り、自分の目ではなくカメラのレンズ越しの仕上がりを意識しましょう。 次に重要なのが監督とのコミュニケーション。 何事につけて最終決断を下すのは監督ですから、 事前に各キャラの背景設定やシーンごとのヘア&メイクをよ~く確認して、 前もって頭の中にリストを作っておきましょう。 しかし‥‥‥ 中には、「やり辛い」監督も居ます。 一端撮影に入ると、熱がこもって周囲への気配りがお留守になるタイプ。 撮影は何十人という人員が、各自の役割を担って、 そのバランスの総体性として映画という1つの作品が出来上がる訳ですから、 ワンマンな監督は上手く周囲を引っ張ってゆくことは出来ません。 複雑な撮影順序に従って、ヘアやメイク替えをしなければいけない場合に、 監督とのコミュニケーションが取り難い、 カメラ割りに夢中になって、ヘアやメイクが崩れていても気付かず、 下手にコチラが直そうとすると邪魔扱いされたり‥ でも、タッチ・アップは最善の仕上がりの為に絶対必要な作業なのです。 それを円滑に進められない状況に遭遇すると、 結果、ヘア&メイクさんの力量を問われる訳ですから、 ここは1つ、真剣に話し合って解決しなければなりません。 今回、若手の監督でテンパっている上に、 過密な撮影スケジュールを予定通りこなす為に必死になり過ぎるあまり、 周囲への気遣いをスッカリ忘れてしまった彼は、 誰が何を言っても怒鳴り返す‥‥‥ (でも、それじゃあ撮影は進まないのよ‥) そんな無意味な緊張感に耐えかねたYO-YOは、 もっぱらADさんに質問をしたり指摘をしたりして、 スポークスマンになって頂きました。 「なんで監督に言わないの?」 「監督と口ききたくないから」 「そんな風に感じなきゃいけないなんて、間違ってるね‥」 と、どうやら監督に一言物申したらしく、 翌朝、監督が面と向かって謝罪してくれました。 主演とエキストラを含め、若干5歳~7歳の子役俳優が10名ほどの撮影。 長い丸一日に及ぶ撮影中、我慢強くロケ地の裏庭で待機している親御さん達。 誰しも自分の我が子を一回でも多くシーンに登場させたい故の忍耐です。 しかし、現実は上手いこといかず、 待ちぼうけを喰らって、全然出番のない子も居ます。 そうすると、親御さんの堪忍袋も段々緊迫してきて‥‥‥ 帰りたいとごねる子供や、もぅ待ってられない、と怒り出すお父さんが出てきたり‥ そんな時、子供を飽きさせたり疲れさせないようにチョコレートを用意しておいて 血糖値をキープしたり、 (血糖値が下がると疲れを感じたり眠くなったり、怒りっぽくなったりします) 親御さんとマメにコミュニケーションして、信頼を得るのも監督やADさんの役目です。 往々にして、怒鳴る監督は円滑に撮影が進みませんし、 撮影隊やキャストに嫌われるので、良い結果が出ません。 主演の男性は、怒鳴り散らす監督に血管を切らせてしまい、 意図的に扱い難い態度を取っていました。 誠意のない相手に、誠意で返すのは無理。 だからこそ、プロの俳優やモデルだって生身の人間、 心や体があるのだから、気持ちを込めて気分良く撮影を進めるのが 監督の最も重要な役割なのです。 もし、そういう監督や写真家に当たってしまったら、 ハッキリと意思表示して、 解決の方向に持ってゆくのが大事です。 泣き寝入りしても良い結果は生まれません。 誰だって良い作品を作りたいのです。 でも、テンパると本来の目的を忘れる人が出てきます。 そんな場で冷静さを保って、 周囲に気配りの目を向けたり、 言うべき事は言う、 そういう態度なしでは生き残れません。 ランキング巻き返し狙ってます 立ち去る前の「ひとぽち」お願いしまっす ←清き一票(*ё_ё*)♪ YO-YOが参加してます♪応援ぽちぽちお願いしまっすっ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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