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2008/09/30
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その昔、医療制度と医者の不思議というブログを書きましたが。


このところ、立て続けにYO-YO、ジョンさんと手術を受けたので、改めて英国の医療制度の不思議を思い知らされました。


英国の国保制度は魔のNHS(National Health Service)=100%政府負担と、

プライベート医療=100%自己負担、

‥の2種類から成ります。


その詳細は、上記のブログに明記してあります。


さて。

今回、筋腫も脳腫もないYO-YOの子宮摘出には、保険がきかない為、プライベートの病院でプライベートの常勤医師に執刀して貰うしか術はありませんでした。

かかった費用は、3日間の入院を含め100万円以上‥。
病室は個室でしたが、一泊20万円でした。


これは勿論、本当に病気で、切実に手術や治療を必要とする場合でも同じです。
自分が選んだ医師や病院がプライベートならば、この莫大な金額を全額自己負担することになります。


ジョンさんは今回、前面的にNHSで検査・治療・手術・入院を受けました。
更に、年金受給者は薬代も無料ですから、ジョンさんは、1円も払っていません。


この日本とは全く違う制度は、英国で長年に渡り政府の課題であり、常に物議をかもしています。


英国民の過半数は納税者ですから、当然NHSを利用します。

プライベート医療を利用するのは、一部のお金持ちのみが主。

(YO-YOは富豪ではありませんが、事情が事情だったので、致し方なくプライベートに委ねるハメになりましたが‥)


政府が100%負担‥と言うと一見聞こえは良いですが(「なんて国民に親切な制度なの!英国政府はお金持ちで太っ腹!?」なんて思われる方も居るかも‥)、蓋を開けてみれば、落とし穴が一杯、危険が一杯です。


まず救急車が何時間待っても来ない‥。

やっと来ても、今度は病院の床に打ち捨てられたまま何時間も放置されたり‥。

手術当日、間違えて隣りのベッドの患者さんをオペ室まで連れて行ったり‥。



えっと。

基本的に、英国では、病院の専門医の治療が必要になった場合、選択の余地なく住んでいる地域から一番近い病院を斡旋されます。

ここが問題のポイントみたいです。



今、英国医療制度は「ポストコード・ロタリー」という問題に対面しています。

米語ではジップ・コードと言いますが、英国では郵便番号をポストコードと言います。

「郵便番号くじ」‥と聞くと、一瞬「え、自分の住んでる地域の郵便番号がくじ番号と合ったら億万長者になれるの!?」と思ってしまいますが、

そうでわなく、住んでいる地域で自動的にかかる病院が決まる‥

つまり、たまたま住んでいる地域の医者が良いも悪いも、当たるも八卦、当たらぬも八卦‥という大変リスクの高い宝くじみたいなもの‥ということです。


英国内では、地域によって貧富の差が激しく、中には明らかに一定水準を保っていない病院も数多く存在します。

主な問題は「不潔・無愛想・雑・誤診」などです。

故に、もし自分が評判の良い病院の管轄地域に住んでいれば、くじに当たるくらい幸運だということです。


これが「ポストコード・ロタリー」です。


「そんなリスクを冒してまで、NHSにかかるのは御免だ」という金銭的余裕のある人達が、プライベート医療を選ぶわけです。



今回、ジョンさんの手術で、朝7時に病院に呼び出され、実際の執刀まで6時間半待たされました。

なんとも、要領が悪いと言うか、もう少し要領良く予定を組めないものか‥と憤慨の一歩手前でした。


それにひきかえ、プライベート病院だったYO-YOは、午前11時に病院入り、直ぐに血液検査や麻酔医、執刀医などの面談・説明や、看護婦による準備が始まり、3時にオペ入りしました。

流石、無駄がないっ!



退院時も似たような事が起こりました。

YO-YOは退院希望日当日の朝に早速、医師の面談があり退院許可を貰ったので、ジョンさんが病院に迎えに来たと同時に家に帰ることが出来ました。


反面、ジョンさんは、朝6時から医師の面談を待ち、ひたすら待ち待ち待ち‥‥‥。

当初の予定では昼食前には家に着いてる筈だったのに、いつまで経っても医師が現れず、結局、昼食も病院で摂るハメになり、やっと医師が来たのが昼過ぎ‥。

待つこと8時間ですよ‥_| ̄|○‥。



NHSで医療を受けるには、先ず何はともあれ根気と我慢強さが必要です。

手術待ちに半年なんてこともザラですから、運の悪い方は、待ってる間に天国‥なんてこともありえます。

気持ちは待てても、体は待ってくれない場合だってありますものね‥。



そんな折、ジョンさんの娘も数ヶ月前に卵巣脳腫の手術を受けました。

仕事や家庭の都合で、呑気にNHSの待ちリスト載るわけにゆかず、プライベート医療を利用しました。

しかし、病院の職員は全員移民で英語が通じず、不便な思いをしたそうです。



そう、この病院職員も、目下問題を引き起こしています。

英国政府がフラッド・ゲートを開いて以来、膨大な人数の移民が英国に入国してきました。

企業や政府は、均等法の一環として大人数の外国人移民を雇用することを強いられました。

その最たる被害場所が医療世界です。

英国の病院で周囲を見回すと、過半数の職員や看護師は移民。

英語も流暢に喋れない人が殆どです。


この就労制度の落とし穴の犠牲になったのが、当の純粋な英国人看護師達です。

看護学校を卒業し、病院に就職を希望する彼等の数はどんどん膨れ上がり、

しかし、殆どの病院は既に溢れかえる移民職員がポストを陣取っている為、

英国人看護師が入り込む隙間がないのだそうです。


ねぇ、なんだか英国の医療制度って、不思議じゃありません?



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Last updated  2008/09/30 07:57:05 PM
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