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カテゴリ:映画撮影
(。・・)σ愛のポチッ
今年の春は珍しく繁盛期で色々な撮影をしました。 過密スケジュールだった為にブログ更新は勿論のこと、 ブロ友さんの日記にお邪魔することも出来ず、 音信不通の無礼者状態です…(。-∀-) さて、 そんな繁盛期にヘア&メイク担当した中の一作が、 40年代を舞台にした刑事ネタ。 40年代はハリウッド全盛の時代ですから、 ヘアもメイクも男女問わず、一定の法則があったのですよね。 そんな40年代ハリウッド女優役の女性。 写真提供:MoonlightingFilms 見目麗しいデス(・w・) 素顔はおぼこい若年なれど、なかなかシッカリ者で、 何より、どぇらい化粧映えする人でした☆正に美女っ! 助かるぅ~∩^ω^∩ んが。 物語の中では既に殺害されてしまっているので、 映画の半分は死人状態。 絞殺ですね。 ってことで、首に痕跡あり。 相手役の刑事さんも、いかにぃ~も、あぁこぅいぅ刑事さん、 きっと、あの時代に居たよネ、って感じの、スリックバック(オールバックの前髪ありバージョン)が めちゃんこ似合うお方でした。 でも。 あの時代って、男性は必ず、貧富の差を問わず、帽子かぶってたんデス。 なので、屋内ロケ・シーン以外は、主演俳優さんもエキストラさんも、 皆さん帽子。 これぢゃ顔がよく分からないワン。 でもでも。 なんか「アンタッチャブル」みたいでカッコ良ぐね? んでもって、ですね。 数あるエキストラの中に、こんな人が居たのです。 なんでも芸能人目指して日々邁進、今はエキストラ専門で 頑張ってるみたいです。 ちうか、さ。 こぅ言ってしまっては、なんですけど、やはり一人一人の絵面をよぉく拝見すると、 やっぱり皆さん「脇役顔」なんだよねぇ…(。 ̄ω ̄)…。 彼等が物語の主人公になるのが、全く想像出来ない…。 中には、下積み時代にエキストラからキャリアを始めて、 徐々にヒエラルキーの階段を昇って、晴れて主役級になる方も いらっしゃいますけど。 以前、何度か撮影を御一緒した日本人男性の俳優さんは、 エキストラから始めたけど、事務所に、 「たとえ一度でも準主役や主役をやったら、もぅ二度とエキストラの仕事は請けるな」 と言われたそうです。 つまりまぁ、「都落ちするな。後退するだけだから」って事なんでしょうね。 でぇ。 上記のエキストラ軍団の一人のピン写真の人に話は戻りますが、 この日は、いかんせんエキストラの数がどぇらい多くて、 YO-YOは正に流れ作業で、ちゃっちゃとヘア&メイクをしていた為、 いちいち一人一人のエキストラさんの顔、覚えてなかったんです。 そして撮影は晴れて終わり。 次の日から、いきなり別件の長編映画の撮影現場へと赴きました。 どうやら、撮影ロケに、どなたかの邸宅をお借りしたらしく、 朝ロケ入りしたら、ADに、 「今キッチンでパンツ一丁で居る人が家主だから、一応挨拶しておいて」と言われ、 はーいGOε=(┌ ̄)┘とキッチンへ向かいパンツ一丁の人を検索。 あ、居た居た。ホントにトランクスだよ。 「あぁあぁあぁ~っっっ!」と顔見た途端に大声出され、 えぇっ!?YO-YO何かしましたぁ!?と一瞬焦るも、 「ほらほら、昨日40年代映画でさ、俺にメイクしてくれたぢゃん!」 と、仰るのです。 …えっと…(。 ̄ω ̄)…。 御免なさい、それでなくてもYO-YO、人の顔とか名前覚えるの、超苦手なんDEATH。 「ほれ、これ俺だよぉ~」と、いつの間に掘り出したのかデジカメ見せられて、 あら、ホント。確かにコレ、昨日の撮影でしたね。ってな具合で。 問題は…。 そう証拠を突きつけられても未だ、彼の存在が思い出せないのであぁる。 「YO-YOさん、オジィスキーだから、若い人に興味なかったからぢゃないですか?」 とアシの子に言われました…。 うん。それ、大いに一理あるね(`・ω・´) 今回の長編映画撮影期間は3週間。 出演人数の多い日はREIKOちゃんをアシにねじ込んで、 なんとか過密スケジュールと寝不足を乗り切りました。 ところがぁ…orz 当初、出演者の数が少ないので、「この日はYO-YO一人で全然OK牧場!」 と思っていた日に、急な腹部の激痛に襲われ、 「やばぃなぁ。なんとなく胃潰瘍の予感…」という苦しみに重ねて、 毎日平均睡眠時間2時間だったので、とぅとぅ体が悲鳴を上げ始めたらしく、 気分悪いこと、この上ない。 こりゃあ、1日12時間撮影を一人でこなすのは非常に辛いワン(T◇T)、 と咄嗟にアシスタントの子達に電話を掛けまくり、 幸運にも一人だけ、オフで寝てた、という子が居たので、 事情を説明して、急遽、午後からアシに入って頂くことにしました。 いかんせん突然の召喚だったので、REIKOちゃんは忙しくて、 代わりに自宅で寝ていたTOMOMIちゃんが来てくれました。 スタンバってる合間に、「今日のアシさんでぇす」と皆に紹介に回り、 ふと、遠目に、TOMOMIちゃんが、 「あの男性はなんなんですか?」と言うので、 「あー、あの人が今回の撮影に家を貸してくれた家主さん」 あれ?そぅ言えば、TOMOMIちゃん40年代撮影やったよね? 「ほらほら、こないだのアレでアンタッチャブルのエキストラやってた人だよ」 「ほえぇ~、そうでしたっけぇ~?覚えてねぇ~っ!」 (^_^;)やっぱりね…。 「 そして各主演俳優さん達のタッチアップやメイク・チェンジが終わり、 またまた裏庭でスタンバってる時。 TOMOMIちゃんが、遠目から、一人の男性を指して、 「あの男性は、どなた様なんですか?」と聞いてくるので、 そっちの方向を見ると………。 えっと、あれ、さっき紹介したエキストラ専門の家主さん…ですが。 「あれ?あの人でしたっけ?あ~やっぱエキストラ顔だから印象薄いんだぁ。顔覚えられませんよ」 と、本人が聞いたら底なし沼か貞子の井戸に落ちて、這い上がれなくなるような事を…(^_^;) あれでも相当真剣に俳優を目指してて、「 お顔拝見出来るんですヨ。 (とは言っても、パッと1秒映って終わり…とか、「後姿だけ」とか、そんなんばっかだけど…。 そう考えるとですねぇ。 やっぱり俳優さんの中には、「:*.☆。生まれ持っての主役顔:*.☆。」も居れば、 どんなに頑張っても「生まれ持っての脇役顔」の方々の二種類に分かれるんでしょうか。 前者は、デビュー当初、ちょい役貰って、ぱっと、あっちにチョコ、こっちにチョコ…って感じで 出演してても、「あれ?この脇役よく見るとカッコ良いやぁん♪」と思う人が結構居るし、 (まぁそぅいぅ場合は主役獲得まで時間の問題ですネ) 何度、何十度テレビや映画で拝見しても、黒子みたいに印象が全く残らず、 「こんな人居たっけぇ~?なんかどっかで見たことあるような気はするけど、誰?」 って状態が何十年と持続するわけですよね。 コレって、芸能界に限らず、パンピーの世界でも全く同じ現象が生じますよね。 物心ついた頃から群れの中に居ても目立って、妙に人気者とか。 何か一芸に抜きん出てて、皆に羨望と尊敬の眼差しで見られ一目置かれてるとか。 とにかくムードメーカーで、その人の存在だけで、周囲がハッピーになれる人とか。 結構、悪い事とかもしてるのに、何故か憎まれない人とか。 逆に(▼∀▼)…。 どんなに陰で頑張っても、並以上になれない人。 勉強は出来るけど、人間性が超つまらない人。 やる事なす事、裏目裏目に出る可哀相な人。 常に恋愛が「良い人」&「お友達で居ましょうね」で終焉する人。 うぅ~ん( ̄▽ ̄)…。 貴方は人生の主役ですか?それとも人生の脇役ですか? …それとも…。 陽炎のような、人生のエキストラですか?(怖) 愛の応援ぽちぽちお願いしまっすっ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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