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カテゴリ:その他
毎日通勤時に見かける少年(青年?)がいる。高校生なのだが、彼は陸上部のようで毎朝競歩のトレーニングをしている。
競歩。これほどまでに中途半端な競技は無いだろう。歩くでもなく走るでもなく、なんだかぎこちない姿勢で早く歩き続ける。それも実際の競技は確かかなり距離も長かったはず。 誰が何のために競歩を始めたのか?全くもって疑問。テレビで陸上競技をやってても競歩はマイナー競技。そう騒がれる事もない。私もこれからの人生でも競歩に興味を持つことなど無いだろうと思っていた。 しかし、彼を見てから少し変わった。彼は雨の日も雪の日もただひたすらに歩き続ける。私は運転しながら、心の中で「頑張れよ!」と声をかける。頑張る姿勢にマイナーとかメジャーとかは関係ない。 彼をここまでさせるモノは何だろう。彼は「次の大会で優勝したい」あるいは「入賞したい」。彼の目指すレベルはわからないが、その目標に向かってただひたすらに歩き続けているのだろう。 よく「いまどきの子は...」などと言われるが、いやいや捨てたもんじゃない。頑張ってるじゃないか。私は彼を見ると「頑張らなくちゃ」という気持ちにさせられる。朝に彼を見ることが出来る私はシアワセモノだ。朝からこういう気持ちにさせてくれる彼にすごく感謝したい。 彼の夢が叶うように、私も陰ながら応援したい。明日も彼の姿を見るのが楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.25 23:24:13
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