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2007.08.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
そろそろ良い時期かな・・・と思ったので、数日前から活動を開始しました。
名称未定の「浜名湖ライトアップ作戦」です。

構想はとっても簡単。浜名湖の湖岸に小さな灯りを少し並べるだけです。



ライトアップというと明るい灯りを連想する人が多いのですが、小さな灯りなのには理由があります。
浜名湖の近くで育った私の率直な意見として「浜名湖は静かなほうが良い」のです。

浜名湖は周囲に民家もあり、漁場でもあります。
明るい光や大きな光に集まる人たちの行動は、夜遅くまで営業している大型のショッピングセンターや、夜中まで明るい地域を見ればわかるように、賑やかなのです。もしその賑やかさが浜名湖の夜に持ち込まれたら、浜名湖の夜はなくなってしまうでしょう。
浜名湖周辺に住んでいる方々や浜名湖を漁場としている漁師の方々の迷惑となるのは必至です。

そこで小さな灯りを利用します。
湖岸に並べられた小さな灯りは、それを見る人に、浜名湖という空間や静かさを感じさせてくれるでしょう。
観光の人も地域の人も穏やかな気持ちになるようなライトアップが、私の理想です。



さて視点を変えて浜名湖ライトアップ作戦の効果について考えてみましょう。
私はこの浜名湖ライトアップ作戦にはそれなりの経済効果があると考えています。

まずこの浜名湖ライトアップ作戦は、浜名湖のイメージアップになると考えています。
また東海地方以外の人と話をしてみると「浜松=浜名湖」のイメージが強いことから、浜名湖のイメージアップは浜松のイメージアップにつながると考えています。
浜松のイメージアップが実現すれば、多少なりとも浜松を訪れる人の数は増えるはずです。しかも強いブランドイメージをもつ浜名湖が良い雰囲気だという話になれば、観光客も少しは増えるでしょう。

また、今まで浜松周辺には無かった「夜に雰囲気の良い場所」に対応したお店が作れるようになることも大きなポイントです。
ここ数年の経済傾向として夜の消費は確実に伸びています。しかし浜松の場合、夜に雰囲気の良いお店は多くありません。あっても浜松駅周辺が殆どです。雰囲気を考えなければ郊外の大規模ショッピングセンターということになりますが、消費のパターンはかなり限られていると言えます。
浜名湖ライトアップ作戦は今まで無かった消費のパターンを実現するはじめの一歩になります。新しい消費のパターンが実現すれば浜松市の商業活性化に貢献できるだろうと、私は考えています。



私がこの話をすると多くの人は賛同してくれるのですが、中には異論を唱える人もいます。
最近いくつかのパターンがわかってきたので、紹介してみたいと思います。


パターン1:「経済効果があるとは思えない」

これは「舘山寺ライトアップ計画」を知っている行政の方に多い意見です。
私はあまり詳しく知らないのですが、数年前に舘山寺をライトアップしようという計画があったらしいのです。正確に言うと大草山という山だったか…とにかく、浜名湖の一角にある舘山寺という寂しい観光地を華やかにライトアップすることで活性化しようという話だったようです。

結局、舘山寺のライトアップは実現しなかったのですが、私はそれを当然の結果だと考えています。なぜなら「舘山寺」というキーワードは「観光客(市場)」に対してそもそも訴求力のないキーワードなうえ「華やかにライトアップ」というのは既に使い古しの手法です。ひどい組み合わせです…真っ当なマーケターだったらそもそも作らない企画でしょう。

では「浜名湖」を「広く静かにライトアップ」しても舘山寺と同じだと言えるのでしょうか。
ちょっと考えれば舘山寺の時とは明らかに条件が違うとわかると思うのですが、行政の方はなかなか気づかない傾向があるようです。これはおそらく、行政の方は基本的に「マーケティング」の感覚があまりないためだろうと私は考えています。

とはいえ経済効果を予測するのは難しいことです。それでも私は「浜名湖には十分なブランドイメージ、知名度がある」「夜の消費は確実に伸びているし消費者の嗜好は多様化しているので市場は存在する」「浜名湖サイズに競合はない」等々の理由から、規模はともかく経済効果があると考えています。


パターン2:「誰がお金(そんな大金)を出すのかわからない」

これも行政に関わる人に言われることですが「舘山寺ライトアップ計画」の失敗が尾を引いているのかもしれません。舘山寺の時は事業予算1000万円の話だったようで、これをそのまま浜名湖全体に展開したら大変な金額になると思ってしまうのも仕方ないことでしょう。
この意見に対応するには「そんなに費用はかけないこと」「リスクとリターンのバランスを考えること」という2つの考えがポイントになります。

まず「費用はかけない」という点です。私が浜名湖ライトアップについて行政に関わる人と話をすると、まず照明を設置する土地を買い上げるか借り上げることが必要だと言う人が居て、驚きます。
浜名湖ライトアップ作戦では小さな灯りしか考えていません。土地を管理しなければならないような設備は使いませんし、照明器具自体も出来るだけ簡素なモノで計画しています。あとは地域の方々に協力を呼びかければなんとかなるはずです。

しかしそれでも費用はかかります。正確な費用は、ライトアップする範囲や設備の管理運用まで考えないといけないので現時点では算出できていません。
この点に関して私は「ローリスクで協賛者を増やそう」と考えています。浜名湖および周辺の観光産業は今かなり寂れています。右肩下がりです。関係者の方々はきっとなんとかしたいと考えていることでしょう。でもそんな状況だからこそリスクの大きなことには取り組みづらいはずです。
逆に、効果が少なそうでもリスクが小さければ、協賛してくれる人も増えるのではないかと考えています。この辺は今後プランを詰めてゆく中での課題です。



ところで、浜名湖ライトアップ作戦を考えるとき、私は一つの解決出来ていない疑問にぶつかります。
それは「浜松市はどこへ向かうのだろう」ということです。

いちおう私にとっては生まれ育った地域なので、色々な意味で良い地域であって欲しいと願います。
街には人の笑顔があって欲しいし、様々な年代の人が居て欲しいし、色々な会社があって欲しいのです。
しかし、人口が減っても高齢化が進んでも良いからひたすら支出を減らして、寂れた地方都市としてやっていくという道もあります。実際今は、若者をはじめ働く世代は外に出て行ってしまうのが浜松の現状です。
浜松市はこのまま寂れてゆくのでしょうか。そもそも浜松市が寂れてゆく方向に向かっていると気づいている人も少ないようです。

私は今年あたりが、寂れゆく浜松を方向転換するギリギリのタイミングだと思っています。
というわけで何か動きます。協力者募集中です。





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最終更新日  2007.08.25 22:00:11
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