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カテゴリ:台湾起業家塾
●急がば回れ?
ティーショットが林の中に入った時の事… 顧客:「何処に打とうとしてる?」 吉本:「枝の間に打ってグリーンを狙います」 顧客:「一度、横に出した方がいいよ」 吉本:「最短距離を狙います!」 (>_<)? 「エイッ!」 キン、コン… 顧客:「ほらね♪」 (^_^) 吉本:「次からは横に出すようにします」(T_T) 次のホール、また林に… 顧客:「オイオイ、何処向いて打つ気だよ~」 吉本:「今度こそ~~~~~~~~~~~!」 「エイッ!」 キン、コン、カン… 顧客:「あ~あ、うちのコンサルタント変えようかな~」(;^_^A ●「一か八か」は上手くいかない? どうもゴルフというものは「一か八か」は上手くゆかない時の方が多いようです。 私の場合は事例の様に林に入れてしまった時や難しいポジションからのショット等がそれに当ります。 ポジションの悪い時も一緒に回っている皆様に「クラブを肩以上振り上げてはダメだよ」とアドバイスを頂きます。 でもボールは止まっているし、ちょっとつま先下がりなだけで、なんとか成りそうなのですが、欲張ってフルスイングした結果は… ご想像の通りです。 「なんとかなりそうで、なんともならない」のがゴルフらしいです。 「なんともならないもの」で思い出すのが、以前勤めていたコンサルティングファームの社長は何時も講演で「なんともならないものが経営だ」と話していました。 真意は「経営とは実力以上のラッキーを求めても実力通りにしか成らないのだよ」という意味だと思います。 十数年前、社員として勤務していた時は「社長、また同じ事言ってるぜ」と同僚と笑っていたものです。 自分で経営をしてみると「経営者として忘れてはいけない大切なこと」だと気づきました。 たぶん社長は「経営者が絶対忘れてはいけないこと」なので毎回講演の度にこの話をしつこくしていたのでしょう。 (社長、あの時は笑ってゴメンナサイ<(_ _)>) 私も起業当初、行き詰まった時に何度も「一か八か…」と思いましたが、いつも「どうにもならないのが経営」という言葉を思い出し、踏みとどまる事で15年以上も経営を続けて来れたのだと思います。 起業を考えている人や起業間もない人で私が「この人は無理だな」と感じる人に限って「一か八か挑戦してみたいんです」「運を試してみたいのです」と熱く語ります。 運試しならカジノでも行けば済む事で、自分の人生を掛けてまで博打をする必要は無いと思うのですが… ●経営とは科学的な芸術 私は「経営には絶対は無い」と思います。 「経営学でこうだから~」「業界の常識としては~」等色々な考え方がありますが、これらは全て過去の経験則です。 これらを踏まえた上で敢えて非常識に挑戦し成功する事で新しい常識になってゆくのです。 ですから「こうすれば絶対上手くいく」ということはあり得ず、基本を理解した上で更にその上の方法を創造する必要があります。 例えば一人当りの付加価値を表す「労働生産性」という指標があります。 公式は「付加価値額÷従業員数」ですので、「付加価値額」を上げるか「従業員数」を減らす事で労働生産性の値は向上します。 以前レストランの店長をしていた頃「労働生産性を上げよ」と本社から指示がありました。 私も含め各店の店長達は「売上を上げる」「原価率を下げる」「人数を減らす」という方法に努力しました。 一時的に多少は数値は良くなったものの或る一定で伸び悩みとなりました。 それよりも労働生産性を上げる為に「良い品質の料理やサービスの提供が犠牲になる」事や「従業員達の疲れ」が私の悩みでした。 「何とかならないものか」と考えていた時「従業員数を増やしサービスを向上することで、売上が大幅に上げれば労働生産性も上がるのでは?」という仮説を思いつきました。 そこで私の担当していた店では、キッチンとフロアーの人数を他店の2倍にしました。 当然本社からは「気でも狂ったか?」と毎日のように人数を減らす様に電話が来ますが、居留守等を使い取り合いませんでした。 3ヶ月後… サービスに満足したお客様が沢山来店して頂ける様になり売上が増加しはじめました。 そうすると売上が増えたのでロス率が下がり原価率が下がりました。 その結果、 付加価値額が増加し、人数を増やした以上に労働生産性が向上し、全店舗でNo.1の労働生産性を実現しました。 ゴルフの時も、もうちょっと冷静な判断を下せると良いのですが…(;^_^A ●セミナーのご案内 ~女性コンサルタントと学ぶ~「1日で分かる財務諸表の読み方・使い方」 開催日:9月14日or9月23日 【第1講】「貸借対照表」で危険を察知する ・誰が何のために使う?財務諸表の種類と用途 ・会社の安全性はここに現れる!業態別のポイント ・株主が利益を左右、台湾会計の摩訶不思議 講師:Y's Consulting 主任 佐々木緑 【第2講】「損益計算書」でビジネスモデルを見抜く ・同業他社の損益計算書を入手したら、どこを見比べるか ・減価償却費が利益を大きく左右するわけ ・「台湾の大手企業は税率が低い」の真実 講師:Y's Consulting 主任 嵐来未 【第3講】「キャッシュ・フロー計算書」でホントの儲けを知る ・儲かっているはずなのにおカネがない、そんな悲劇を防ぐには ・なぜキャッシュ・フロー計算書は粉飾しにくいのか ・現金ベースで経営をする利点と注意点 講師:Y's Consulting 経理 陳逸如 詳細内容と講師の写真はコチラ↓ http://www.ys-consulting.com.tw/seminar/31723.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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