経営者にとっての法律
●ルールは活用するもの ゲーム(スポーツ)はルールに従って競うのが大前提です。 経営も法律を守りながら如何に利益を上げるかを考え努力するところがゲームに似ています。 以前、ある日系企業の経営者の方から飲んだ席で「台湾には当業界の法律がないので、どうやれば良いのかわからない」と相談を受けました。 私は「日本の業界の法律で禁止されていることをやれば良いのでは?」と提案しました。 日本の法律の禁止事項は裏返せば「成功へのマニュアル」です。 欧米人は自分達が有利になる様にルールを変更します。 スポーツでは欧米人に有利になるようにルールが変更されますし、ビジネスでも母国でなくても政治家や同業会等に圧力をかけて法律を変えようとします。 中華系では「上有政策、下有対策」(上に政策有れば下に対策あり)という諺が有り、法律の抜け穴を探し最大限に利用します。 ルールや法律は守るものだと考えるのではなく、活用する方法を考えるのが得策かもしれません。●複数でもOK? ある食事会での会話…吉 本:「弁護士さんにお伺いしたいのですが、なぜ会社法では経理人(支配人)は一人と決まっているのに、私は3社の総経理を勤められるのでしょうか?」弁護士:「それは3社とも株主構成が同じなので、株主の不利益に当らないからです。」吉 本:「なるほど~、では老板にお伺いします。なぜ台湾の法律では一夫多妻は認められていないのに台湾人の老板の多くは複数の奥さんが居るのですか?」老 板:「それは解釈が違います、台湾の法律では『最初の一人は登記しなければならない』と書いてあり『二人目からは登記する必要は無い』という意味です。」吉 本:「なるほど~(;^_^A」●セミナーのご案内 台湾ビジネス必勝法「台湾経営マニュアル」【第1講】台湾ビジネス21年のコンサルが語る 「台湾企業強さの本質」 講師:ワイズコンサルティング 代表 吉本康志【第2講】台湾唯一の日本人弁護士が講じる 「台湾法規と企業の実務対応」 講師:黒田日本外国法事務律師事務所 弁護士 黒田健二氏○日程 :10月17日(月)○開催時間:14:00~17:00(13:30~受付開始)○会場 :文化大学教育推広中心(台北市建国南路2段231號)○費用 :労務顧問会員様 1,000元 ニュース会員様 2,000元 一般企業様 3,000元参加特典:セミナー参加者には、書籍「台湾法Q&A」を無料贈呈●お申し込み、詳細はコチラ↓http://www.ys-consulting.com.tw/seminar/32675.html