新世紀美術協会展-5月2日~10日東京都立美術館
今回は審査主任と言うことで、何となく気が重い。59回展で来年が60回記念展だからまだいいかな。去年の作品が最悪だったので、今年は少し気合いを入れて描いたつもり。タイトルは「Delicatessen」人肉を売る肉屋の映画を見て(ホラーじゃ無いんだけれど)ラストシーンの映像がいたく気に入り、そのイメージで描いた。ドイツの映画だった様な気がするが、僕の絵の背景はマドリード。シルクロ・デ・ベージャスアルテスの版画部屋からの眺めを描いた。その風景を背に黒い服の女が立っている。と言う構図。堂と言うことは無い、ありきたりの構成。昨年から可なり描いているが、支部の一般出品者から僕の作品のだめ出しが有り、なんと素直にその助言を受け入れて、画面いっぱいに描いていた黒いこうもり傘を消してしまった。アマからだめ出しが出るようじゃ、僕もまだまだだなって反省している。来年は有無を言わさない作品を。