カテゴリ:こども・家族
こどもたちの長期休暇と重なる盆正月、そして、春秋の彼岸は、試練の時。 この時期は、普段助けてもらっている友人達も、旅行に行ったり帰省したり、 頼みの綱である夫実家も同じく寺院ということで、頼りにできない。 まったくの人手不足。 ちょっとしたプライドが邪魔をして、それを補う術やネットワークを、いまだに構築していない。 子どもとともに、家事の傍ら、お寺の雑務。 一番の協力者である夫は、棚経やら、組寺の施食会で、いないことが多い時期。 一緒に楽しむ余裕なんかどこへやら。 気付くと、ドスの効いた声で、こどもたちを半ば脅していたりしている。
子どもは子どもなりに、 きりきり舞いしている親の姿を理解していて、 お寺のお庫裏さんの(相当、切羽詰まった感じになってる) 顔をしている母のところには、末っ子も寄り付かない。 そのかわり、といったら何だが、夜中に何度も目を覚ましたり、 ダダをこねたり、熱を出したり・・・ こんな時は、溜め込むタイプ子にしわ寄せがいってしまう。
きちんと向きうことが、何よりも必要と分かっていながら、 それができない自分と周囲の状況に振り回されている。 もどかしくて、不安になりながら この8年間、何とかかんとか乗り越えてきた。
色々な思いがグルグルまわる。 それがいいのか悪いのかは分からないが、 子どもたちは、自分達が暮らす環境の中で、そのように成長している。 大人が感じるよりも、たくさんのものを感じているように見えるし、 やわらかで柔軟性がある。 どんな時でも、笑いを忘れないし、強くて優しい。
それなのに、大人である私ときたら、 多くのことを求めすぎたり、与えすぎたり・・・ 何度も同じような失敗を繰り返しては、その度に寛容に許してもらっている。
子どもを育てながら、働くことを選択し、そんな私に協力してくれる夫と4人の子どもたち。 今には、必ず意味がある。 大変な時だからこそ、ココロに留めておきたい。 和顔でいこう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.07 20:24:46
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