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2005年04月29日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
29日は法事で実家へ。
車で約20分郊外へ走れば着く近さなのに、
今年に入って、まだ正月と法事でしか実家に行っていませんでした。
仕事が忙しいのを言い訳に。


法事は家族だけの小さなもの。
おじいちゃんの33回忌と、ひいおばあちゃんの13回忌でした。
おじいちゃんは私の出生と入れ替わりだったので、記憶はありませんが、
出生と入れ替わりってよくあることですってね。
だから、記憶はなくても特別な思いがあります。(当たり前?)


ひいおばあちゃんは、私とずっと一緒に寝てくれていたので、
私は「ひいおばあちゃんっ子」と言えるかも。


私はひいおばあちゃんが好きだったのに、
ひいおばあちゃんが亡くなる数年は、入院している病院にも顔を出さなくなっていました。
私はこのころから、「学校とバイトが忙しい」を言い訳にしていたようです。


時々思いついたように会いに行くと、
おばあちゃんはお遊戯室にいました。他のおばあちゃん達と折り紙や手芸を楽しんでいるのです。
後ろ姿だと、どれが私のおばあちゃん?って感じでした。
でも、介護士さんが私の到着をおばあちゃんに知らせてくれて、
何人かいるおばあちゃん達の1人が振り返ります。

とっても嬉しそうに振り返ります。満面の笑みでした。


私は、“自分のおばあちゃん”が、背中だけではどの人なのかわからないクセに、
おばあちゃんが極度の痴呆で私のことを忘れてしまった時には、悲しくて涙が止まりませんでした。
勝手なものですねえ。


そうそう、お葬式の時にはものすごく悲しかったのに、涙は出ませんでした。
今思えば、私にとっての「祖祖母の死」は、
祖祖母の記憶が薄くなったとき、既に訪れていたのでしょう。
「私のことを知っている、私が知っている、ひいおばあちゃんはもういない…」と
知ったあのときが、まさに死と同義だったのです。

本当に勝手ですねえ。


ああ、今更ですが。
もっと会いに行けばよかった。(遅いわ…(^_^;)



ところで、
法事が一通り終わった後、おぼうさんのお話しがありますね。
その話の一部。

****************

「法事というのは、1年とか3年とか、7年、13年、所によっては15年とか、あとは33年、50年と、
まあ、節目に行いますが、この年数はどうして決まったのでしょうか。
インドから来たのだとか、13年は干支で言うと1周して最初の年だからだとか、
33年ではじめてご先祖になられるとか、まあ年数にも法事の起源にも諸説あります。それはそうと、
近頃、ご法事をなさる際に、こんな質問をよく受けます。
『縁者がかなり入れ替わったのです。1周忌とか3回忌ならアレやけども、33回忌とか50回忌で、
故人を知らない親戚までみんな呼んで法事せんなんもんかねえ』と。
また、『命日が今年は平日やから、土日にずらしたいんやけど、やっぱり命日より先にした方がいいんですよね』と。
このような質問をされる方は、みなさん続けてこう言います。
『法事せんかったら“何か”あるんですかね』
『遅れてやったら“何か”あるんですかね』と。
私は逆に聞きます。『何でですか』と。

基本的に法事は命日です。それを外すのなら、後でも先でも外しているのに変わりはないんです。
縁者全員呼ばなきゃ「何か」あるか、とか、法事せんかったら「何か」あるか、とか、
何故そんな事、考えるのでしょうね。

遅れてやったら、毎日参ってないんじゃないか、とか、
ご先祖のこと忘れとったんじゃないか、とか、対外的な事を思うのでしょうか。

本日は皆さんこうして集まられました。
亡くなられた方々が、生きている人達に、大切な仕事をしてくれているのですよ。
そのように考えておられたらいいのではないか、と、思います」

****************

ふむ。

忙しいのを言い訳にして実家に近寄らない私も、
法事となればこうしてやって来る。

いやいや、私はひいおばあちゃんの時に学習したじゃないか。
忙しいを言い訳にしていただけで、本当はもっと行かなくちゃ、と思っていたこと。
今年はまだ2回しか会ってない両親。
もう少し、何とかなるんじゃないか、と、考える私です。





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最終更新日  2005年04月30日 23時53分47秒
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