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最近1つの段ボール箱からVHSビデオが出てきたので、
何だろうと見てみたら、おどろき盤のビデオだった。 ※おどろき盤って言うのは、古風な動画(アニメ)技法の名称です。 正式にはフェナキスティスコープ。今度、作り方を教えますね。 見てみた。 なんだか、恥ずかしかった。 私の作品はパールピンクとパールホワイトと蛍光ピンクで作られた、 「蓮が開く→蓮から丸が出てくる→丸が動きながら大きくなって→人間になる」 というものでした。 ウヒャ。 なつかしい。そういえば、映像の演習は楽しいものが多かった。 ふたり一組になって、1人がカメラマン、1人が役者になり、 正面向き合ってお互い手をつなぎ、グルグル回って撮影したりして。 (役者は動かず、背景だけがかなり早いスピードで動く映像になる) ブランコなんかでもおもしろい映像がとれる。 広角を使いながら(ズームからワイドにして) カメラマンが役者に近づいていくと、 背景は遠くなるのに、手前にいる役者は近く、ググーッと寄ってきて なんとも言えない恐怖感みたいなのが表現できたり。 また、無表情の役者を数分間撮影して 間にまったく別の映像を差し込むと、不思議な効果が生まれる。 「無表情の女→(暴力シーン)→無表情の女」 「無表情の女→(無邪気な赤ん坊の笑顔)→無表情の女」 同じ「無表情の女」でも、()の中に何を入れるかで、 「何を考えている顔か」というのを見る側に想像させるわけです。 バナナでも花畑でも、痴漢現場でも。 これはかなりオモシロイです(笑)。 *********************** ところで、小学生の頃・・・ ちょっと思いついてお父さんに聞いてみた。 私「ねえ、もしかして生放送の画面をテレビカメラで撮影したら、 合わせ鏡みたいに、テレビの中にテレビがあって、 そのまたテレビにテレビがあって、またテレビが…」 父「おお、そうかもしれんなあ」 私「やってみてよ」 父「できるわけないやろ」 私(そうかなあ…できそうやなあ…) それをやってみたくて、大学時代に映像にしたのが、 下の作品です(簡単なシナリオですが)。 ********************* ********************** ********************* かなり読むのがしんどいと思います。ごめんなさい。適当に読み流してください。 ********************* ********************** ********************* テーマは「情報のウソとホントウ」。 ***********************以下シナリオ*********************** (サイレント) 白い背景にトマト。そこへ近づく怪しい陰。 トマト、いきなりバットでつぶされる! 【カメラ、引く。】 …と思ったら、今見ていたトマトは、テレビモニタの中の映像だった。 画面は、つぶれたトマトが映ったテレビモニタ1台 【さらにカメラ、引く。】 …が、テレビの上にもトマトが乗っている! またもやトマトに近づく怪しい陰。 トマト、またバットでつぶされる! 【カメラ、引く】 …と思ったら、 つぶれたトマトの映像が流れるテレビの、上に乗ったトマトをつぶす映像… が、流れているテレビだった(ああ、ヤヤコシイ) 【カメラ、引く】 …まさか、モニタの上にまたトマトが?! 【カメラ、引く。カメラ、顔を上げるようにテレビ上部を確認】 …ない。(ホッ。) 【上向きだったカメラ、正位置に戻る】 その時、人影。なまっちろい手がトマトをテレビの上に置く。 …(またトマトを潰すのか?という不安と、この手誰?という警戒心) バットのカゲ。 振り下ろす。 トマトつぶれる。でも音はない。 【少し間を置いてカメラ、思い出したように、引く】 またもやテレビモニタの中の出来事だったようだ。 (もういいだろう…?映像に対する疲労感) 次のテレビには、トマトは乗っていない。 数秒後、足音が近づいてきて、 何も乗っていないテレビ(画面はつぶれたトマト)にバットが振り下ろされた。 (撮影時、生の音を録音) 「ガン」 テレビの下から流れるトマトジュース。 映像は乱れた砂の嵐。 おわり。変なの(笑)。 ***********************以上シナリオ*********************** 実は、未完成なんですよねえ。 未完成のビデオ、部屋のどこかにあるのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月08日 22時29分11秒
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