カテゴリ:本
以前友達に借りてから、ちょっとだけはまってしまい、
何冊か買いました。 「人間は笑う葦である」 「われ笑う、ゆえにわれあり」 「ソクラテスの口説き方」 タイトルを見て、この人が 哲学関係の人だとはすぐにおわかりいただけると思いますが、 やはりタイトルを見て、「哲学者にしては堅くなさそうだ」とも、 すぐにおわかりいただけると思います。 なんというか、「こんな言い訳があったか!」という感じです。 この言い方が失礼だったら…「ヘリクツ」というと、もっと失礼ですね(^^ゞ エッセイの前書きはいつもこんな調子。 ~本書は、これまでにいろいろな雑誌に発表したエッセイをまとめたものである。中には「どこが〈まとめた〉なんだ、何の秩序もないじゃないか」と思う人もいるだろうが、こういう人はものごとを深く見ないで断定するタイプだと断定できる。よく見ていただければ分かると思うが、整然とページ順に並んでいるはずである。~ ~収録基準に関する規定 第一条 私の書いたものだけを収録する。すなわち、次の各号に掲げるものは収録しない。 1.他人が書いたもの。 2.まだ書いてないもの。 3.その他、食品衛生法および関連省令で食品と定められたもの。 … この人の本は、最初から最後までこの調子です(^▽^ 一番うけたのは、 土屋さんの住まいについて聞かれたときの答え。 「50LDKにしきれる部屋を3LDKにして住んでいる。価格は10億はしなかった」 (内容、うろ覚えなので間違っているかもしれませんが、まあこんな「調子」です。) 挙げ句の果てに、100LDKとも言えたが、50LDKと言っているのだから、私はむしろ控えめな方である。と言っています(^▽^ くだらないと思いつつも、やっぱり笑っちゃいます。 学生時代、哲学・倫理系の本を何冊か読まされましたが、 もっと陰湿というか、小難しいものばかりでした。 なのにこの人はぜ~んぜん違う(^^ レポート書くときになんの役にも立たないのですが(またもや失礼…) ちょっと脚色された感はあるけど、笑いのあるエピソードは楽しい。 難しいエピソードも、ぜんぶ笑いにしてしまいます。 でも、文庫本しか買わないかも(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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