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2005年07月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
一昨日はお通夜、
昨日はお葬式でした。


ふーっ、悲しいお葬式でした。


今まで私が体験したお葬式は、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん…という感じで、
大往生、天晴れ的な見方もできるお葬式ばかりだったのですが…
(仕事関係のお通夜などは除く。。)



私がこの職業について、最初の会社の社長でした。
カリスマ性があって、明るくて、強い方で、
みんな大好きでした。


ちょっと珍しい人かも知れません。



よくある、上司のワルクチなんて、彼へはあり得ませんでした。
誰もが慕い、頼り、憧れていたんですよねえ。



ガンで闘病中、手術も成功し、
無事退院してゴルフなどをなさっていたというのに、
ある日風邪気味で入院し、そこからはもう、一瞬でした。
手術の際、輸血した血による感染症で。
関係者の、誰もが奇跡が起こるのを祈りました。



もう、随分良くなっていたと聞いていたのに、本当にビックリでした。
年齢も50代に入ったばかりの若い方でして。。
だれもが、何も言えなくなってしまうような状況でした。




当然お子さんもまだ若く…上の子は社会人一年生だそうで。
私があの子らを最後に見たのは、もう10年以上前で、上の子は小学生、
下の子も小さかったなあ。

でも、10年以上経った今も、父の喪主を務めるようなお年ではないですね。




社長は男性で、当然大人の方ですが、
まさに天真爛漫とか無邪気という言葉が素直に似合う方でしてね、
そんな方でしたから、「くっそー」なんてくやしがって
ジワリと涙を滲ませるような泣き方や
苦労を乗り越え、幸せを手にした人を見て、溢れ零れる涙を隠さずに、
まっすぐ人を見つめるような、そんな泣き方こそしそうなものの、

普段は泣くなんて想像つかないその人が、
集中治療室で一時的に意識が戻った折り、先生にご自身の状況を伝えられ、
顔をくちゃくちゃにして大泣きしたそうです。


そして1日経ち、


最後の最後は、普通では考えられないような大声を出したそうです。




ご本人の無念さを察せざるをえません。



私が今、ここでこうしてデザイン事務所を持つことができたのも、
この方がいなければ叶いませんでした。
お花をおかんに入れたとき、私も思わず泣き声が出ました。
本当に、悲しく悔しい思いをしました。
とにかく信じられないのです。


でも本当でした。。
かなしい…



先に書いたような熱血的な明るい人格の方だったので
いつまでも悲しんでいると怒られると、誰もが言いました。
私もそう思いました。



本当にお疲れさまです。
本当にありがとうございました。

そう心の中で何度も繰り返しました。




人々は繋がっていて、本当に繋がっていて、
様々な影響を受け与えながら、そして信じられないような事が起こる。
とても素晴らしいことだったりする。奇跡のような…。
また、とても悲しいことだったりする。


だけども、思い起こせばいつだって「なったことはいいこと」だ。
あのとき、こうなったことが、今に繋がっていると実感できる。


今とても悲しくて、感傷的な気分からなかなか抜け出せなくても
こんなときだから思い出が全てが美しく感じられて
これまでが本当に素晴らしかったと確認できたりする。




ああ。。。それにしても、人生って何が起こるかわからないですね。







なったことを喜べ、とはすぐに思えないのですが、
そのうちに今日の日がうんだタネがスクスク育って驚かされたりするのでしょう。


それが毎日毎日起こっているのでしょう。

一日一日を大切にしなければなりません。
今更ですが、本当にそう思いました。


支離滅裂な文章ですみません。





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最終更新日  2005年07月06日 04時41分23秒
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