介護をしていて解ること
前の日記で通院患者としての体験を転載しました「病院も相性だ」「相性の良い病院」更に自身の入院体験も書きました「患者になって解ること」今回は「介護者視点」で書こうかと思います身内の話なので具体的に続柄等は挙げられませんがその点は御了承願います身内が骨折しました右肩と左足の骨折ということで全身麻酔での手術となりました手術は6時間に及びました(ザックリ肩や足と言っても非常に細かい部位なので致し方なし)(加えて左右同時手術なので体位交換等も考えると致し方なし)この時は回復も早く一ヶ月で退院の運びとなりましためでたしめでたし一年後…発病最初は整形外科かと思い近くの整形外科を受診検査の結果で大学病院を紹介されました大学病院の整形外科を受診当然といえば当然ですが「検査に恐ろしく時間が掛かる」あれやこれやの検査の予約を取るも検査待ち二週間は当り前検査後に診察待ちで3時間は当たり前結果が出るまで3ヶ月掛かりましたしかして問題は此処からです「整形じゃない」「血液内科です」これぞ縦割り診療の弊害病名をザックリ言いますと「悪性リンパ腫」です3ヶ月…間にどれだけの治療が出来ただろう…(因みにこの型のリンパ腫は「5年生存率40%)後悔しても始まりません幸いにして大学病院と連携している地元の病院がありまして此方に入院することができました早速リンパ腫治療の標準「R-chop」を受けましたその期間半年…発症部位が悪く車椅子なので入院させて貰いました毎日着替えを運んで気付いたこと看護師さんのシフト半端無い「今日夜勤ですか?」(心の声「昨日日勤だったよな」)こんなのは序の口当然通常シフト(マシな方)見舞い時間のギリギリまで居ましたがナースステーションの奥で毎晩同じ医師が詰めている(なんせ血液内科の医師は一人だったので仕方ない)半年のR-chopで無事快癒しかし検査結果に引っ掛りを覚えたのは自分だけだったこの時、もう少し突っ込んでいればと後悔しています一年後…再発御存知の方も居ると思いますが再発すると同じ治療が使えないことが多々あります治療法は幾つかありますが、判断は非常に難しいということで大学病院に出戻りました大学病院の治療ですが医師は患者に「効いてます」と言いますしかし3ヶ月経っても「バイタルに変化が無い」薬を取りに行くついでに直談判(*患者本人不在*)自分「バイタルに変化が無いが効いているんですか?」医師「実は効いていません」冷静にブチ切れました自分「今すぐ現在の治療を中止し治療を切替えてください」医師「解りました」別の治療の為に大学病院に入院することになりました…入院予定日の前日…起き抜けに痛みに錯乱している姿を目の当りにしました速攻119:「明日から入院なので大学病院に搬送してください」と要請錯乱している姿を横目に救急車到着隊員から一言「病院側には連絡しましたか?」あー…確かに…ってそんな余裕あるかい!なにはともあれ…何とか大学病院に搬送鎮静剤で一端落着きましたが…担当医の診察を受けろとのこと待合室で待つこと数時間意識が朦朧としている&車椅子ふらふらと立上って歩こうとするわ何やら仕方なく車椅子に拘束帯で抑え付けました↑虐待と言いたきゃ経験してから言え!本人の安全の為だ!漸くベッドに落着いた所で関係者に連絡その間の出来事(錯乱状態の患者と自分との遣り取り)は控えさせて頂きます切替えた治療が始まりました「マジですか?」と思う程の放射線治療治療した患部は酷い火傷状態挙句の果ては「これ以上の放射線治療は無理」とのこと地元の病院に戻りましたいい加減付合いも長いので血液内科と整形外科(リハビリ)のスタッフは顔馴染みです前回から平日は毎日行っていたので、今でも覚えられてます(⌒-⌒; )患者さん達も顔見知りになります(⌒-⌒; )なのでスタッフが担当している患者数もシフトも解ってきます…このシフト…良く耐えられるな…再発の段階で難しい(半年くらいか)と予想は付いていましたので医師もはっきり言ってくださる方でしたので病院のスタッフの方々には「本当にお世話になりました」としか言えません大学病院に言いたいことは山程あるが鬼籍に入って早数年今はただ冥福を祈るだけでございます