残酷な言葉達
『思想家は 心にナイフを忍ばせる 己を律する為に』かつて、そんな詩を書いた事があった今もそれは変わっていない他者の悪意を責めるのは簡単だしかし、その悪意が誰に向けられた物であれ先ずは己の感情を封じる必要がある何故なら彼等は「自分の為に」言っているのだ心のナイフは、あくまで自らの感情を抑える為その為に己の心が傷付くのは仕方が無い理解されないという諦観がある誰しも経験した事以外は、想像でしか認識できない個人の感覚、感性、経験からの推測しか出来ないほんの少しの想像力で、補える範囲は僅かな物だけれど言葉のナイフは深く心を抉る他者の言動に共感する言葉が、逆に心を抉るのだ他者を貶める言葉達その言葉の残酷さ自分がそれに共感すると求めていると思われているのだろうか自分はどれ程の悪意で形成されていると思われているのだろうか他者を否定する残酷な言葉それが逆に深い傷として心を抉る彼等は、その言葉が深い傷となる事が無いのだろうか?他者を貶める残酷な言葉同意する事は不可能だ彼等の言葉を受け流すそれが唯一の手段己の心にナイフを突き立てながら残酷な言葉は続く彼等はそれに傷つく事は無いのだろうか?自分に合わる為に無理をしているだろうか?そして今日も心にナイフを突き立てる