雨が降ってきました2。
そう怪我の多い仕事でした。妻には心配かけました。昼間家に電話がかかってくると、僕が怪我をしたんじゃないかってドキドキだったって言ってました。確かにドキッとするとおもいます。実際に会社から「今旦那が怪我して病院にいるから来てくれ」っていう電話があって、妻が病院に駆けつけてくれたことがありました。だから林業の仕事を辞めることに妻は大賛成でした。僕も、人間関係でボロボロになっていました。林業という仕事に就いたのは、自然の中で仕事するから人間関係で悩むことなんかないだろうって思ったからです。でも、実際林業という仕事に就いて思ったことは、嫌って言うほど人間関係に縛られるってことでした。いつも5人ぐらいで仕事をしていて、しかも毎日同じメンバー。仕事をしている場所といったらだいたい山の奥。ほんとに閉鎖的な人間関係でした。考えが甘すぎました。自然の中でする仕事だから人間関係なんてないだろうって。ないわけありませんでした。それに肉体的にもしんどかったです。毎日山の中でチェーンソーや刈り払い機を振り回してました。とんでもない急斜面で間伐したり、草刈りをしました。毎日が肉体労働でくたくたでした。50歳60歳になってもこの仕事をしている自分を想像することはできませんでした。早くやめた方がいいって思っていました。