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カテゴリ:コタキナバル
バンコクから帰ってきた後 何だかツキをバンコクで使い果たしてしまったのか(と言ってもバンコクで特別にラッキーなことがあったわけでもないですが)あまりよくないことが立て続けに起こっています。 あーもーうこれはー 煮立っててもしょうがないし、考えてもしょうがないことなので 急にツアーがキャンセルになってしまった、久しぶりの日曜日 僕は街に出ることにします。 物事ははじめっから錯乱して、うまい具合に進んでいないので 当然のことにいろいろなことがアベコベに押し寄せてきます。(まあここは東南アジアですし) いつもの通りにバスに乗ろうとしたら、逆側にバスが来て 「今日はこっち」 だといいます。 なんでじゃーっと思いましたが、まあ渡りに舟、もうはじまってしまったものはしょうがないです。 不思議の街コタキナバルワンダーランドのはじまりはじまりー まず昼ごはん前に家を出たので お腹がすいた→昼食を食べたい→一人では寂しい→オフィスに行って誰かと一緒に食べに行こう っという結論に達してオフィスに 幸いインターンの学生達がいて一緒に昼食に行くことに 日曜日なのでみんな仕事いつもよりもさらにダラダラ 大学の友達までオフィスにいて、パソコンを使っています。 学生は3人、バジャオ族(イスラム)、スルット(フィリピン系でたぶんイスラム) ブルネイ(イスラム)なので、豚は食べれないので マレー系のお店へ 交わす会話もタガログ、バジャオ、マレー語、英語、途中から日本語教えてーと言われ 日本語。 そして、タイから帰ってきたばかりなので、タイ語が何だか混じってしまってわけがわからず、ご飯もマレーシアっぽいの、フィリピン料理、中華系、ミックス、インド系 などなどまさにチャンプル文化です(まぜこぜ) オフィスに帰ると、これにさらにカダザンドゥスン族(キリスト教カトリック) フィリピン人(キリスト教)、中華系(仏教徒) などが混じりあべこべ。 言葉もあべこべ、 現地人同士でも英語で話しているし、もうここはどこの国だー?と思います。 よくよく考えてみたら最初からアベコベの国に来ていて もう何が何だかわからないくらいに混ざりに混ざり合っているのが当たり前。 その中で日本人なんて一つの人種に過ぎないし え?日本人と何が混ざってるの?とか普通に言われるし、 最初からアベコベワンダーランドにいて、ついてるとかついてないとか そういうのも関係ないんだな、そんなこと小さなことであって 明日は明日の風が吹くんじゃナーいなんだなーと思いました。 で極めつけはタイトルにもあった 10リンギットの幸せというのは みんなと別れた後に、このまま帰るのも何だか 決着がついていない、まだまだここからよーー と意味がわからないことを思いつつ無謀にも一人で飲みに行ったわけです。 この国で一人で飲みに行くのはなかなかの勇気がいるものです。(そこまで気にしているのは僕だけかもしれませんが) いつもの安い屋台でビールを出してくれるところに行くわけですが 周りには飲む人があまりいなく、飲んでいる人は限られているものです しかし、今日は(と言っても毎晩飲んでいる人なのですが) 幸運にもいつものおじさんが一人で飲んでいて一緒に飲もうと言うことになりました。 おじさんはたまに飲みに行くといつもいるのですが、 彼とこうやって一緒にゆっくりと飲むのははじめてのことでした。 もう、99パーセントマレー語で会話して、あれ?俺こんなマレー語話せたっけと思いましたが 人間できるものです。 港で島への行き来のボートの手配や、スノーケリングのツアーなどいろいろ 近場の島関係、ボート関係をしている人でおそらく、マネージャーか社長クラスの人だと思います。 「俺毎日飲んでいるんだ」と言うので そうなのかー、では、イスラム教徒ではないのかなーと思い おそるおそる、何族ですか? と遠まわしに聞いたら 「バジャオ族!」と、ってことはおじさん、イスラム教徒ですかー まあいっかーで終わりましたが。 (本当はダメなのでしょうが) 人それぞれで、宗教の隔たりがあって、この宗教はこれがダメとか決められているけど やはりそこは人間、ここはボルネオです。 人間臭さが出ていて僕はこっちの方が好きです 人間寂しい時や辛い時など、無性に飲みない時もあると思います。 寂しい時に酒に酔って、その勢いで誰かに電話してみたり 辛い時に飲んで、ばかやろーと叫んでみたり、物にあたってみたり 物思いにふけって、海に出てみたり 途方もなく海辺をてくてくと歩いてみたり(今晩の僕みたいに) そういう人間の欠点というか、かけているところ 説明がつかない行動をとってしまうところに僕は人間らしさを感じて無性に魅かれるところがあります。 また、いくらそういうことを制限しても、それをどのような形かで掻い潜って 裏の文化ができていくのもまた人間だと思います。 いくら法で規制しても人間の自由は奪えなく それを社会や国家、宗教と言う枠で固めたり、制限していくのもまた 難しく、危険なことでもあるのかなと思います。 かなりの多様性が織り成す文化なので、それぞれをそれぞれで こうするべきだとか言っていると大変なことになると思います。 お互いにちょうどよいさじ加減で干渉しないのが良いのかなと思います。 友達のことや他人のことをあまり気にしないところには 驚かされることもありますが、まあしょうがないことなのかなと思います。 はっきり言うと僕も日本人なので、この文化にまだ慣れていないし 慣れられないところもあると思います。 まあ少なくとも今日は10リンギット(300円ぐらい)、ダイガービール3缶で ちょうど心地よい酔いがまわり この国独特の空気に紛れ、まあいいかー、OKラーという気持ちになり 気持ちが軽くなったことは確かです。 明日からはちゃんとやりますよ!と厳しい自分に言い訳をし 今日は寝ることにします お休みなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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