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フィリピン、ドゥマゲッティのダイビング&ネイチャーツアー&コーディネート

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2009年07月14日
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カテゴリ:コタキナバル


ふと僕は、目覚め眠り眼のまま時計を見る
午後8時10分。 ここがどこかかも定かではなくなってくる。
本を読んでいたらいつの間にか寝てしまったようだ。
夜ご飯を食べていなく、中途半端な時間にみんなでおやつを食べてしまったので
お腹がすかない。
歩き出せば、お腹がすくだろうと夜道を食べ物を求め彷徨い歩く。
外はまるでまだ夢の世界にいるようにいつもと少し様子が違う
風が強く、今にも雨が降りそうな感じ。
この感じが僕は一番好きだ。

南の島独特の匂いのするその風は今日は少し冷たく、少し悲しみに包まれた様子をあたりにもたらす。
ヤシの木が揺れ、車も少なく、人通りもない道をひたすら歩く。
暗闇の中にそのまま溶けてしまいそうな道を歩き、少しの明かりを頼りに
もの悲しく心地良い風をうけながら

15分ほど歩きいつもの屋台へ
しかし、僕のお腹は、そのものがもうすでに眠ってしまったのか
はたまた、南国アベコベ化状態におちいってしまったのか
空腹というものを感じない。
ウームと 一人でその場で立ち止まり考えたが
今日は僕のお腹に従おう、郷に入れば郷に従えだと意味がわからなく納得する。
来た道を引き返す。

それにしても何て哀しい道だ、人っ子一人歩いていない
この辺りの人はお金持ちが多いから、みんな車でどこかに行くんだよな
この素晴らしく心地良い風を受けながら、どこまでもただ歩くという感覚を
味わったことがないのか? 今宵は味わおうではないか?とかブツブツ言いながら
テクテクと歩く。
道は街路樹のヤシの木や南国独特これって何の木?がきれいに整えて
植えてあり、家の近くは鳥の保護区にもなっている自然が多いところなので
整えられた自然と、荒々しい自然の両方が味わえる

ふと今日読んだ珊瑚の本を思い出す。
珊瑚は動物プランクトンを自ら触手のようなものを伸ばし捕らえて食べるのだが
昼間はその姿を現さない、しかし夜になると活発に動きだし
あの珊瑚からうにょうにょうにょーと 触手のようなものを伸ばし動物プランクトンを
捕食する。
それを想像すると、今もしかしたら、このどこかの木のどれかが
うにょうにょうにょーをやっているのかなと想像して、ちょっと気味悪く
かつ不思議な感覚におちいる
自然は日々生きていて、この瞬間も僕らと同じように動いているんだなと

そういえば、ボルネオ島の東の方でナイトジャングルトレッキングをした時の
あの感覚と、夜の海を潜る、ナイトダイビングの感覚ってけっこう似ているなと。ふと
思った。
動物が自然の中でうまく姿を隠しながら寝ているところを間近で見られたり。
昼間はおとなしくしている生物がかっぱつに動きはじめる。
夜の静けさの中の生命のいとなみ
人間が入ってはいけない世界に入っていくあの感覚
そーとなるべく、インパクトを与えないように行動し、観察していく。

とすると、今歩いている道は、人間が作りあげた
人間の世界の道
動物世界、本来の自然世界への道とは決して交わることがない道。
そう思うと人間が作りあげてきたもの、自然と隔離された世界を築きあげてきた
歴史。
そういうことを思うとこの少し冷た気な風が哀しさを運んでくる。

「共に歩む道を一緒に探していこう」ともののけ姫のアシタカとサンは
最後に誓い、それぞれの道へ戻っていく。
人間も自然もそういう分岐点に来ていると思う。
一人一人がアシタカやサンになっていき、それぞれのやり方で
それぞれができる範囲で少しづつ世界を変えていかなくてはと思う。

いつもの気だるく生暖かい風に変わり、今日の冷たくもの哀し気な風は
僕にそういうことを伝えてくれた
今日はいつにもなく静かで、心地良い夜だ
お腹はまだへらない。

















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Last updated  2009年07月14日 23時19分26秒
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