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カテゴリ:日本旅
さてさて、みなさんまだご飯食べていませんか? 僕はまだ食べていません!! 一緒に前回の続き、食い倒れの旅にでかけましょう!! 実を言うと前回のフレンチの店で素晴らしいおもてなしをうけ 感動のあまり、「もうこれ以上うまいものは今日ワシ食えん! 今日は閉店」と胃が加賀百万石化し夜ごはんを食べることができませんでした。 しかし翌日、胃とも話の折り合いがつき 「次はどんなうまいものを食わしてくれるのかね」と上機嫌で 朝目覚めました。 そういえば、表向きの金沢代表格は魚介、寿司だった いきなりマニアック路線まっしぐらからはじまってしまった、いかんいかんと表路線に戻るべく 表金沢食代表選手の古巣近江町市場へと向かいました。 どこがいいかなーと散々周ったあげく、 やっぱり店が小さく、こじんまりとしているけど しっかりと実力だけでやってます、でもおごっていなく 人が暖かい店がいいなーと思い。 店先で上品なおばちゃんが客引きしている店へ 一周周って戻って来た。 「戻って来たねー、お帰り」とおばちゃんの笑顔で迎えられ カウンターだけど、小さな店へ 海鮮丼を頼む 隣に座っていた名古屋から来たという人が板サンとの 話で、カスエビというのが甘エビよりも実はうまく 甘いというのを聞いて、「僕も!」と便乗 うーんこの雰囲気がいいなー 見てください!このあふれんばかりの海鮮丼! そして百万石ですよ、この金粉! って観光客気分はさておき、 一つ一つこれはこれと魚を説明してくれたのですが、食べる前にはすっかり忘れてしまい、うまければいいんだーと食べ始める 注目のカスエビは確かに甘い! 甘エビと名前を取り換えた方がいいんじゃないかな?と思うくらい甘くて存在感がすごい。 「誰がカスって決めたんだー」とつっこみたくなるおいしさです。 すべてが新鮮で満足度満点なのですが、 石川に来たからには食べなくちゃシリーズの ノドグロ(アカムツ)と呼ばれる深海魚(準深海魚?) これは、うわさには聞いていたが、うわさ以上 海鮮丼に大トロも入っていたのですが、それ以上に まさに下に乗せた途端深海まで一気にダイブするような 雪解け感。 いやーまだまだうまいものはいろいろあるんだなーと 海鮮丼を堪能し、よし!金沢観光に出かけるかと 意気揚々だったのですが、兼六園を周っている最中 雨が強くなり、前日とは、まったく違う寒さへ。 靴の中までびしょびしょになり、途中東茶屋街で 地酒を飲みつつ作戦会議をし、「武士に二言はない! よの楽しみは飲むことと食べることにあり!!」と 作戦変更一時退却し、近くのホテルの天然温泉にて 次なる戦のため、冷えた体と体力を温存しました。 ゆっくり休みちょうど良い時間に、お腹もへってきて いざ出陣じゃー!! 前日のフレンチの店で紹介してもらったおしゃれな居酒屋へ。 正直言うと、東京にもありそうなちょっとおしゃれな居酒屋 何でここを紹介したのかなー? と半信半疑だったのですが、 またまた「すみません、疑った私が悪かったです」と土下座してあやまりたくなるうまさ。 後から前日の澤田さんのお知り合いの料理長があいさつに来てくれ 思いだしたのですが、ここも前日の店と同じ 野菜や豚を使っているお店。 しかも、後から知ったのですが料理長、和の鉄人の誰か?の店で ずっと働いていたとか。 まあとにもかくにも、うまいのです! これは加賀野菜のてんぷら いやーこれが、東京で食べる野菜のてんぷらとはまったく違う まさに野菜が主役、加賀野菜というブランドものは特に気にならないのですが、これはその中でも選びに選んだもの しかもこの量とうまさで900円ですよ、奥さん! いやー、ただの海鮮クリーム春巻きではない 海鮮がこぼれるばかりぎっしりと入っていて しかもクリームが上品まろやか 添えつけのルッコラまでもがうまい!! これは金沢の伝統料理 鴨の冶部煮 なんとも言えない、あんかけのまろやかさに 甘辛い風味、わさびのアクセント いやー、加賀藩の武士の家に生まれたかった!! そして、何より前日より名わき役を演じている なんとかだけのうまさ! これは見た目は大根風、あじはきのこと大根と 芋とを足して二で割ってさらにおいしくした感じのもの 焼いても煮ても、あぶり焼きにしてもうまい! そしてやはり、頼んでしまった! 最後の悪あがき、またしてもノドグロ 焼きにしてもその何とも言えないうまみは 石川の地酒とともに体の奥深くまで しみ込んでいきます。 これがうわさの豚です ステーキ風にしたのが一番おいしいと言われたのでそれを注文 そなえつけのものが例のなんとかだけです。(きのこではない) 豚のステーキうまいですねー、 ジューシーな豚をがぶっと食べ、地酒をぐいっと飲む もう、東京には帰りたくないー!と叫んでいました。 いやー金沢はいいですよ。 ホント おもてなしの心とおいしい料理、酒、米 ふと雨の中小さな茶屋街の小さな神社の 前を通りかかり、金沢のいろいろな出会いに感謝していたところ 足元をみるとこんなにかわいらしいものが あー、金沢また来よう 何か派手な大それたアトラクション的なこともいいけど こういう小さな発見の一つ一つが心地よい 人と人、人と食をつなぐ旅 金沢はそんなくいしんぼうな僕を 決して派手ではない、心地の良いおもてなしの心で 迎えてくれました。 いやー、また来よう、そして食べよう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月22日 22時25分57秒
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