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こっちでシャンシャン、あっちでシャンシャン
ドンドンシャンシャン、ドーンドーンシャーンシーャンが 聞こえてくるとコタキナバルは新年を迎えます。 比較的盛り上がりにかけるしょぼい、西洋式の年越し、正月を 過ぎると何故だか待ってました――と コタキナバルはクリスマス以来の赤を基調とした派手な中華式正月一色に染まっていきます。 考えてみれば不思議な国、場所です。 イスラムの断食明けのお祭りで盛り上がり、クリスマスでも盛り上がる だが、西洋式の正月は盛り上がりにかけ、中華正月で盛り上がる そして新年を迎え、収穫祭など先住民のお祭りでも盛り上がる。 宗教と伝統と人種、民族が入り乱れそれぞれはそれぞれで本格的に祝い、時にはそれらを越え盛り上がっていく。 そのコタキナバルの人々が実は新年になったなと強く感じるのが この中華式正月の方ではないだろうか。 そして、その目玉となるのがこのライオン君達 このように、ドンドンシャンシャンと楽団風に 町ち中をねり歩き ショッピングモール内やホテル、いろいろなお店などを周り お年玉チックなものを集めて歩く、おこぼれちょうだい隊と 神業のようなアクロバチックな芸を披露してくれる 芸達者なおひねりちょうだい隊の二つに大きく分かれる。 おひねり隊は、主要ホテルではその人たちを雇ってホテル内でみることができたり、主要ショッピングモールの前などでやっているところを見ることができる。 おこぼれ隊はこの時期になるとこっちがたとえ遭遇したくない時でも 頻繁にみることができ、ドンドンシャンシャン賑やかにお金を集めて周る。毎回もういいよというぐらい現れるが、この時期が過ぎるとなつかしく思えるのはどこかのお祭りにも共通していることかもしれない。 それらの衣装を見ていても楽しい。 それぞれ違った独特の色彩をもったライオン君達に出会える 目がパチパチ動くようになっているものなどもあり、なかなかリアルに コミカルにみるものを楽しませてもらえる やはりその中でも一番の目玉が 飛んだり跳ねたりの、アクロバチックなスリリングな ダンス。 ライオン君の中にたぶん二人?入っていて 力を合わせて、並べられているポールを飛び越え 軽やかに跳ね上がり、時には冷や汗ものの 妙技をみせてくれる またおちゃめな技も披露することがあり、なかなか 観る者をあきさせない こうやって、コタキナバルの新年は 決して静かではなく、賑やかにはじまっていくのである。 ドンドンシャンシャン、ドーーンドーーンシャーーンシーーャンと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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